先の記事で、
・現状の振返り (論文執筆と添削の無限ループ、プレゼンの無限ループ)
・昇格試験の答えは職位基準書にあり!
についてお話しましたね。理解できましたのでしょうか?
はい。今までの昇格試験の振返りとポイントについて理解できました。
マネージャさん、職位って会社によって違いはあるのでしょうか?
そうですね。会社によって職位に関する呼称などは違います。
最近では、外資系やベンチャー企業など、横文字の肩書もあり、私も理解に苦しむことがあります。
このブログ記事で昇格試験のお話(ブログ)を進めるにあたり、職位をきちんと定義しておく必要がありますね。
あなたの会社と異なるところがあるかもしれません。その場合には、あなたの会社の職位と読み替えてお話を進めてもらえればと思います。
会社で仕事をしていると、
新人さんクラスの人、
一般社員さんクラスの人、
主任さんクラスの人、
幹部社員クラスの人、
といろいろなクラスの人と仕事をすることがありますね。
これらのクラスは階層化されており、職位といいます。また、職場における仕事上の地位を示す言葉として取り扱われる場合もあります。これらの職位には、それぞれ求められる能力やスキルが異なります。
職位は、会社ごとに異なっています。また、各社職位毎に、求めらるスキルなども大きく異なると思います。一般に、大企業の場合には、大企業の親会社と子会社で同じ職位であっても異なるスキルが求められることがあります。
そこで、本ブログで取扱う職位を定義しておきたいと思います。あなたの会社の職位と異なるところは、読み替えてお話を進めてくださいね。
初めての転職は転職ナビ新人さんと、新人さん+αクラス・職位
一般に、大学院修士課程を修了した入社から2年目から3年目ぐらいの方は(学卒は4年~5年ぐらい)、年代の近い先輩から指導を受けながら仕事を進めることになります。具体的な仕事に関する技術だけでなく、スケジュール管理、プレゼンテーションやレポートなども、先輩からのチェックを受けながら進めることになると思います(最近は労務管理なども含まれるかもしれませんね)。いわゆる半人前です。
各社、いろいろな言い方はあるかもしれませんが本ブログでは、この職位の方をC級職としてお話します(例えば、3級職というようなところもあるかもしれません)。あなたの職場で、言い方が違った場合には読み替えてみてください。
担当者さんクラス・職位
入社4~7年目ぐらいになると、上司から与えられた業務を一人で進められるクラスになってくると思います。また、このクラスになるとC級職(新人さん)の方の指導を担うようにレベルになってきます。ただ、主に、C級職クラスの方と一緒に仕事はしますが、チーム運営等をこなせるレベルではなく、一人で仕事ができるレベルですね。いわゆる一人前です。
このクラスの方をB級職(または2級職)としてお話します。
主任さんクラス・職位
入社8~10年目くらいになると、C級職、B級職の方を活用しながら自分の業務を進める主任(係長)クラスになると思います。このクラスになると、自ら自部門の課題を設定し、その課題を解決するための施策を、管理職に提案し、実行するクラスになってくると思います。
組合員の中では最も上位の職位になり、管理職になるための準備段階のクラスということになります。このクラスの方をA級職(または1級職)としてお話します。
管理職(課長職)クラス
A級職の上の職位は、経営側の管理職(課長職)クラスになります。このクラスに求められるのは、小規模会社(個人商店)の社長さんクラスになります。大企業や中規模規模の会社は、小さな会社の集合体と考えてもいいでしょう。その集合体の一番小さな会社を担うのがこの管理職(課長職)クラスになります。
通常、一般的な昇格試験はここまでです。管理職の更に上級職になるには、実績・タイミング・運が求められ、昇格試験などは一般的にはありません。また、明確な基準などもありません。
キャリアデザインなら【ニューキャリア】まとめ
ここで職位について、まとめると、
・新人~数年面目 C級職 新人+αクラス
・4年~7年目 B級職 担当クラス
・8年目~10年・・・以上 A級職 主任クラス
の職位があり、その上のクラスは管理職になりますね。また、これらの職位に求められる仕事は、職位基準書に定義されております。そのため、昇格試験に求められるレベルも異なってきます。
本ブログでは、
・C級職からB級職へ( 第7話、第8話、第9話、第10話、 第11話、第12話、 )
・B級職からA級職へ( 第7話、第8話、第9話、第10話、 第11話、第12話、 第16話、第17話 )
・A級職から幹部社員へ( 第22話、第23話 、第25話 )
の昇格試験について、順次お話していきたいと思います。
では、次の記事で、各職位(A級職、B級職、C級職、幹部社員)に求められる仕事を定義した職位基準書についてお話したいと思います。