あなたの職位で求められる仕事を定義するのは職位基準書 昇格試験:第3回

昇給試験
マネージャ
マネージャ

先の記事で、職位について定義しましたね。職位は、 職場における仕事上の地位を示す言葉であり、求められる能力が異なるってことでしたね。

エンジニア
エンジニア

はい。職位毎に求められる能力やスキルが異なることを理解しました。

マネージャさん、各職位でどのような能力やスキルが必要なのでしょうか?

マネージャ
マネージャ

各職位で求められる能力やスキルは、職位基準書に定義されております

この記事では、職位基準書にはどのようなことが記載されているのか、お話したいと思います。

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職位について

先の記事でお話しましたとおり、担当する仕事内容・仕事のレベル毎に職位が定義されております。具体的には、
 ・新入社員から数年間のC級職、
 ・一人で仕事を任せて自ら自分の業務を進められるB級職、
 ・複数の部下を活用しながら自らより高い業務を担うA級職、
さらに経営側の業務を担う幹部職の職位に分類できることをお話しました。

それぞれの職位に求められる能力やスキルがあることはご理解いただけますよね。

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職位基準書とは?

その職位毎に求められるスキルは、職位基準書(皆さんの会社毎に呼び方や定義の仕方はいろいろあるかと思います)に定義されています

C級職の方が、B級職の職位基準書に該当する仕事を日々実施し、そのことが上司(課長から部長クラスの幹部職)に認めてもらえれば、昇級試験の推薦を得ることができます。

そして、昇格試験を受験することができます。つまり、C級職の方はB級職の職位基準書を理解した上で、日々、B級職相当の仕事をしていることを周りに周知させる必要があります。

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昇格試験はあくまで、上のクラスの職位の仕事ができるレベルになったか、どうかを判断するための試験です。C職位の方がB職位の試験に受験できるのはC職位の方が職位基準書に照らし合わせて十分B職位の仕事ができることができる人が受験できるのです。

決して、C職位の人がB職位になってからB職位の仕事をするものではありません
   ⇒ このことを勘違いして昇級試験を受けている人が多いです。

職位基準書に規定の能力がないと判断されると受験させてもらえない

なかなか、上司から昇級試験を受験させてもらえない方は、自分の部門にある職位基準書を確認してみてください。いま、進めている自分が担当している仕事の内容が、職位基準書に照らし合わせて十分、昇級試験に合格するレベルにあるのか確認してみてください。

今の時点で、一つ上の職位の仕事をしていなければ、受験資格は与えてもらえません(つまり担当者レベルのB級職の方はすでに主任さんクラスのA級職の仕事をしている必要がありますね)。

昇給試験に受けさせてもらえない人については、この記事に詳しく記載しておりますので読んでみてください。

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昇級試験を受験する前に職位基準書を読み返そう

職位基準書には、職位毎に求められる下記の能力が既定されています。
 課題設定能力
 課題解決能力、
 専門性、
 協調性、
 洞察力、
 リーダシップ、
 コミュニケーション能力、
 成長性(自らがさらに成長する潜在能力をもっているか)、
 指導力(部下への指導力)
これらの項目は、会社毎に異なっているかもしれませんが、一般的にリーダに求められるスキルと思っていいかと思います。

当然ながら、管理職、A級職(主任クラス)に求められる職位基準と、B級職(担当クラス)に求められる職位基準は大きく異なります。

職位基準書で言及されている能力を日々の業務の中で、所属長にアピールしながら仕事を進めると、より早く昇格試験の受験資格(パス)が得られると思います。。

同時に、本番の昇格試験でもいい結果が得られると思います。早速、職位基準書を探してみましょう。

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マネージャ
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いかがでしたでせようか?この記事では、昇級試験を受験する前に必ず読み返していただきたい職位基準書についてお話しました。

あなたの会社には、このような規定はありますでしょうか?

もしなければ、所属長を通して人事部門に、昇級試験の合格基準の項目とそのレベルを聴いてもらってはいかがでしょうか?

次の記事で、B級職試験の学科試験の概要についてお話したいと思います。

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