50歳からの転職経験(きっかけ~入社)のまとめ記事 転職:まとめ

以下に、転職を思いついたきっかけから、転職した会社の初日のながれについてお話しております。

転職:第1回 経験談 50歳からの初めての転職!おじさんの転職はちょっとしたきっかけ! 

第1回 50歳の前まで転職のことを考えてなかった私が50歳を過ぎて転職しました。そのきっかけについてお話しております。

転職:第2回 50歳からの初めての転職で2つの失ったものと、1つの得たもの 

第2回 50歳を過ぎて転職した私が、失ったものと、得たものについてお話しております。

転職:第3回 転職エージェントさんとの面談! キャリアプランについて相談しよう! 

第3回 初めて転職エージェントさんと面談した体験談についてお話しております。

転職:第4回 50歳からの転職。すぐに年収や処遇がマッチする転職先はありません! 

第4回  転職エージェントさんに私の転職希望を伝えました。ただ、条件にある転職はありません。しかし、転職エージェントさんに登録しておくと、希望に添える案内が得られることもあります。

転職:第5回 提出書類、手書き文書で苦労! 申込書と職務経歴書の作成を作成しよう!

第5回  転職を希望する会社に、まず、申込書、職務履歴書、履歴書などを提出する必要があります。この記事では、転職先に提出する書類の奮闘記についてお話しております。特に、手書きでは苦労しました。

転職:第6回 面接で聞かれることは必ずあります。想定問答を準備しよう その1 

第6回 面接では必ず聞かれることがあります。面接の前には事前に準備しましょう。この記事では、応募理由についてお話しております。

転職:第7回 面接で聞かれることは必ずあります。想定問答を準備しよう その2 

第7回 面接では必ず聞かれることがあります。面接の前には事前に準備しましょう。この記事では、①転職を決定した理由、②前職の仕事の内容の2点についてお話しております。

転職:第8回 面接で聞かれることは必ずあります。想定問答を準備しよう その3 

第8回  面接では必ず聞かれることがあります。面接の前には事前に準備しましょう。この記事では、 ①あなたを採用することによって転職先の企業のメリットは何か?、②今まででもっとも苦しい経験は何ですか? の2点についてお話しております。

転職:第9回 50~55歳の転職は悩ましい!? 退職金?市場価値? 

第9回  50歳からは急激に退職金が増えてきます。一方で、転職に関する市場価値が下がっていきます。この記事では、退職金と転職に関する市場価値についてお話しております。

転職:第10回 私のWEB採用面接!?の体験についてお話します。1次面接、2次面接 

第10回  私が経験した1次面接、2次面接についてお話します。また、コロナ禍のWeb面接についてお話ししております。

転職:第11回 私の3次面接の体験。どこで、面接官が見ているか分かりませんよ! 

第11回  私が経験した3次面接についてお話しております。最終面接でしたので、通常の対面面接でした。

転職:第12回 最終段階!処遇面談で入社するか、辞退するか決めましょう 処遇面談 

第12回  3次面接が終了しました。この後は、あなたが入社の条件に合っているか判断するための処遇面談です。この記事では私の処遇面談の経験についてお話しております。

転職:第13回 退職手続ちょっと待った!退職意向を会社に伝える前に、やるべき3つのこと 

第13回  処遇面接が終わり転職先に転職することを決めました。この記事では、今お勤めの会社に退職の意向を伝える前にやっておくべきことについてお話しております。

転職:第14回 誰に退職の意向を最初に伝えるの?意向を伝えるタイミングと退職の手続き 

第14回  早速、会社に退職の意向を伝えましょう。さて、誰に最初にお話するべきなのか、またそのタイミングいつなのか、私の経験をお話したいと思います。

転職:第15回 退職の引き留め、絶対に断ろう!一度、会社に牙を向いたあなたの場所はない! 

第15回  退職後、会社の経営層から退職の引き留めがあると思います。この記事では、会社側から退職の慰留を求められたときの対応について、私の経験をお話したいと思います。

転職:第16回 部門展開後の退職時の引継ぎと、退職の挨拶する人・しない人

第16回  退職時の引継ぎの経験と、退職時に挨拶する人、しない人についてお話します。

転職:第17回 転職による有給休暇消化で始めたこと(2つ)・辞めたこと(1つ) 

第17回  会社を退職し、有給休暇を消化するタイミングになりました。この記事では、長期の有給休暇中に始めたこと、辞めたことについてお話します。

転職:第18回 入社1日目。さあ、入社式に行こう! 初日の流れと自己紹介のポイント 

第18回  有給休暇を消化して、やっと入社式です。この記事では入社日の初日の流れについてお話しております。



 

エンジニアが75歳まで仕事するために50歳のあなたが考えるべきことは? 転職:第25回

おじさん
おじさん

マネージャさん。今年、50歳になりました。あと10年メーカのエンジニアとしてこのまま今の仕事を続け、その後、年金をもらえるまで仕事を続けていくことに不安を感じてます。

マネージャ
マネージャ

そうですか。50代の私たちの年金の支給は65歳からになりますね。今後、我々が65歳になったときには、さらに受給年齢はの延びているかもしれませんね。

なので、60歳~65歳の定年以降の仕事についても考える必要がありますね。

おじさん
おじさん

そうですね。

私が勤務している会社は、60歳以降、再雇用の形態で勤務を続けることはできます。

しかし、再雇用の場合、給与は大幅に削減されます(1/3~1/2程度)。また、今までの部下に使われることになることを考えると、モチベーションが続くかどうか・・・。

マネージャ
マネージャ

そうですね。今後、年金支給年齢が引き上げられ、さらに年金を満額もらうことを考えると、今から75歳ぐらいまで仕事を続けていくことを考えなければなりませんね。50歳の今、75歳を見据えて、これからの人生を考えていく必要があるでしょうね。

この記事では、50歳のエンジニアのあなたが75歳まで仕事をすると考えたとき、
 50歳から60歳まで
 65歳から65歳まで

 65歳から70歳まで
で、どのように考えていけばいいか、一緒に考えていきたいと思います。個人的な意見ですので、皆さんの意見もいただけると幸いです。

その結果に基づいて、記事をブラシュアップしていきたいと思います。



私は、50歳で25年間勤務したメーカを退職し、異業種のメーカに転職したエンジニアです。転職の1年前までは転職することなど全然考えてませんでしたが、コロナ禍で結構時間があることで、今後の人生の選択肢の1つとして転職のことを考えました

結果的には、給与も、処遇も上がって良かったのですが、もっともよかったと思うのは視野が広がったことかなと思います。

この記事では、50歳のエンジニアが、今後75歳まで仕事を続けていく上で考えていきたいことをお話したいと思います。個人的な見解ですので、皆さんのご意見いただけると幸いです。



50歳から60歳まで

現在の会社を勤め上げる

あなたは、現在の50歳から順調に60歳まで仕事を続けていくことができますね。しかし、50歳以降、あなたは部下のエンジニアの業務をマネージメントしながら、部下の育成に努める日々を送っていくことになりますね。

あなたがエンジニアであれば、新しい製品開発や技術開発に携わることはあるかもしれませんが、今まで会社で仕事を続けてきた25年~30年の延長に、今後の10年間があり、今後も今まで続けてきたルーティーン的な業務を繰り返すことになりますね。

マネージャ
マネージャ

人の価値観によるところもあるので、良し悪しとは言いませんが、残念ながら私の場合は耐えられないですね(皆さんはいかがでしょうか?)

50歳のあなたの場合、今後10年間、現在の会社・業界の中での製品や技術に関する知識や経験を、今までの会社生活の中の延長線上の中で蓄積していくことはできると思います。しかし、それ以上の経験を得ることはむずかしいかもしれませね。



別の会社に転職する

50歳のあなたが、別の会社に転職することも一つの選択肢かもしれません。その場合、転職した新しい会社・新しい業界での製品知識や技術を学べる機会が得られます。また、前職(25~30年)の経験と知識をもとに、転職した新しい会社で得られる経験と知識によって、あなたの市場価値が上がる可能性はあるかもしれません。

一方で、50歳で転職すると、早期退職扱いになり退職金は大幅に削減されるかと思います。そのため、削減された退職金以上の年収が得られる会社へ転職する必要があり転職先の選択肢は限られるかと思います。

例えば、早期退職によって2千万円退職金が減ったのであれば、残り10年間で取り返すには年収が2百万円以上の会社に勤務する必要があると思います(税金などを考えるともう少し必要かと)。

ただ、ほんの少しでもいい条件で転職を考えたいのであればリクルートエージェントさんとの関係を継続的に持つことをお勧めします。詳しくは次の記事でお話しています。



60歳から65歳まで

現在の会社で60歳定年後、再雇用

現在の会社でそのまま10年間勤務したあと、残り5年間の再雇用が待っています。残り5年間、今までの業務を継続していく場合もあれば、マネージメント業務から担当者としての仕事を担うことがあるかと思います。ただ、残り5年間も入社以降続けてきた続けてきたルーティーン的な業務を繰り返すことになりますね。

今までの延長的な仕事を続けている場合であれば、再雇用の5年間で技術的な成長や、視野が広がる可能性は少ないでしょう。

再雇用の場合、給料が大幅に削減され、今までの部下の部下になってしまいます。そのため、なんとなく煙たがれ、邪魔者扱いされますね(口にされないまでにしてもそのような感じになってしまいますね)。



別の転職した会社で60歳定年後、再雇用

転職する前の会社の経験と知識と、転職した会社で得られた10年間の経験と知識が組み合わさり、50歳からの10年間で、あなたの技術的なフィールドや視野が広がっているのではと思います。但し、転職先の会社には10年間しか在籍していないため、退職金は殆どもらえないと思っていいかと思います。

60歳で定年になることによって役職はなくなるかと思います。ただ、10年間しか在籍していないため、例え、部下が上司となっても、その部下が若いころから知っているわけではないので、部下だった方が上司になってもあまり気を使われることはないと思ってます。また、あなたもあまり気にならないと思います。

10年間経験してきた部門で継続して勤務することもいいかもしれませんが、転職を経験することにより、技術的なフィールドが広がり、視野が広がったことで、新事業や新技術開発等の企画部門へ異動されてもいいかもしれませんね。

別の会社へ転職

再雇用の場合、定年まで勤めあげた方、キャリア採用で転職してきた方、いずれにしても、給料が大幅に下がり、また今までの部下だった方が上司となることでモチベーションが上がらなくなる可能性がありますね。

そんな場合には、別の会社へ転職することもいいかもしれません。

60歳から転職する場合、どのような人が転職先の会社から期待され、魅力に感じるでしょうか?例えば、①50歳で転職された方、②定年退職まで同じ会社で勤務された方、どちらでしょう。

マネージャ
マネージャ

それは、業種や業態によるところがあると思いますね。



65歳~75歳まで

60歳で雇用延長を選択された方は、65歳で本当に退職(会社を去る)になりますね。ここで年金をもらって優雅に生活するのも選択肢かもしれませんね。

しかし、65歳のあなたは、体力的にも気力的にもあと10年は働けそうで、別の会社へ転職するのも選択肢の一つでしょうね

その場合、技術力の幅が広い方、視野が広い方の方がいい条件で仕事が見つかる可能性があるかと思います。今のうちからその準備をしておくべきでしょうね。

マネージャ
マネージャ

私は、前職の最終日に、”現在、入社してからXXX年が経過して、50歳になりました。私は75歳まで仕事をするつもりなので、ちょうど折り返しに差し掛かった感じです。あと、入社してから今までと同じ時間を今後どう生きるか、仕事をしていくか考えていきたい”

と挨拶しました。

そのあと、若い人、私の先輩の人からも勇気づけられる挨拶でしたと言われました。

まだ50歳。残りの仕事人生について、いろいろ考えてみていい選択をしたいと思います



マーケティング~テーマ提案~研究・開発~製品化までの流れ 研究開発9

エンジニア
エンジニア

マネージャさん。今度、ある制御機器をゼロから開発することになりました。

マネージャ
マネージャ

そうですか。ゼロから開発だと、要素技術~機能開発~量産化開発まで徹して開発する必要がありますね。

エンジニア
エンジニア

そうなんですが、実は何から手をつけていいのか分かりません。上司からは予算が取れたから始めてみなさいと言われました。

マネージャ
マネージャ

それはいけませんね。上司の方も、なぜ、その制御機器の開発が必要なのか実行部門の責任者のあなたにきちんと説明する必要がありますね

この記事では、
 ①要素技術に至るまでのテーマ起案の流れ、
 ②要素技術~機能開発~量産化開発までの流れ、
 ③量産化後のステップ

についてお話したいと思います。

要素技術に至るまでのテーマ起案の流れ

エンジニアさんは、ゼロから制御機器を開発するテーマを与えられました。一般に、新人さん+αクラス担当者さんクラスの方の職位の方であれば、このあたりから仕事を進めることになりますね。

しかし、企画部門の技術者の方や、主任さん+係長さんクラス管理職クラスになってくると、テーマを提案するところからの話しになりますね。以下に、テーマ提案前に実施する、
 ① 事業マーケティング
 ② 技術マーケティング
 ③ テーマ立案、提案、予算化
についてお話します。



事業マーケティング(地域性、ユーザ等)

事業マーケティングは、いつ、どの地域に、何を売ればいいのか、を考えるフェーズです。例えば、産業向け制御機器の場合、
 ① いつは、工場の新設のタイミング、リニューアルのタイミング、定期検査のタイミング
 ② どの地域は、国内向け、欧州向け、北米向け、中国向け、インド向け、東南アジア向け
 ③ 何を売るは、ハイエンド品、普及型品、ロウエンド品
等について、どこに当てはまるか、考えるようにしましょう。そして、いつのタイミングで、どこ地域に、何を売るのかを整理しましょう。

汎用品の場合、いつ?とうのはあまりないかもしれません。但し、環境規制が導入されるタイミングや法整備が変わるタイミング等そのタイミングを逃すと商機を大きく逃すことにつながります。





技術マーケティング(部品トレンド、技術動向トレンド)

いつまでに、どこ向けに、何を(高級品?・低級品?)を売りたいのか問うことが決まると、おおよその仕様も決まってきます。その時に、これらを実現するための新しい技術的な原理がないか、または、新しい部品はないのか、等技術調査をする必要があります。これが技術マーケティングです。

古い原理や、古い部品を使うと、大型化、高コスト化につながります。そのため、技術動向を把握して、開発着手のタイミングで最も新しい技術を導入するように考えましょう。



テーマ立案(スケジュール、技術課題整理、予算化)

一般に、本社の技術企画・技術戦略部門は、各事業部門から徴収した予算を管理し、研究開発部門に配分します。

この部門のスタッフを説得して、必要とする開発費用(開発工数、材料費(試作費用)、経費(派遣エンジニアの工数))をいただく必要があります。

そこで、先に述べた、事業マーケティン、技術マーケティングを整理し、開発スケジュール、技術課題の整理、発生する予算を説明する準備が必要です。

通常、次年度の予算について1年に1度、まとめて審議されることがありますが、必要に応じて予算申請をするようにしましょう。

また、この部門のスタッフとは日頃から情報交換し、事業マーケティングや技術マーケティングの情報をインプットしておくと、本番の予算申請の時にスムーズに予算化につながる可能性があります。



要素技術研究~機能開発~量産化開発までの流れ

さて、無事に研究開発予算が取れましたね。この記事の始まりに、”エンジニアさん”と”マネージャさん”との会話はここからの話ですね。

次に開発の流れについてお話したいと思います。

要素技術研究(基礎研究)

要素技術研究は、世の中にない技術や知見だけでなく、既に世の中や他社は保有しているが、自社にはその技術がないまたは知見がない時に獲得する手段のことを言います

ライバル企業に続いて新しい制御機器を開発したいと思っても、あなたの会社がその制御機器を開発する技術を有していない場合には、制御機器を開発するために必要な原理を解明していく必要がありますね。

これはすでに他社では実現しているので、世の中にない技術ではありませんが、自社で保有していないので自社の技術とするためにこれらの技術を獲得する必要がありますね。

機能開発

原理が確立すると(要素技術開発が完了)、次に、製品に近い形の試作品を開発しなくてはなりませんね。外見、機能、性能上(ここでは環境性能を省く)は製品と同じ形態になります。但し、コスト、環境性能、機械的信頼性などは担保しないものです。

通常、要素技術研究から機能研究までを研究開発部門が担うものになります。




製品化開発

機能開発が完了後、製品化開発のフェーズに移ります。 ここからは工場(ものづくり部門)の設計部門が担当する領域です。

先に、コスト、環境性能、機械的信頼性などは満足できないものでしたが、機能開発の試作品をベースに、製品コスト、環境性能、機械的信頼性を考慮した設計をやり直し、量産試作品を開発します

当然、量産試作品は機能や性能を担保した上で、 製品コスト、環境性能、機械的信頼性を満足させる必要があります。

ここで、信頼性や製品コストが満足できない量産試作ができた場合には、要素技術研究~機能開発まで戻ることがあります。

このタイミングで製品の型投資なども行います。



品質検証

製品化開発が完了し、量産試作は、品質検証部門に送られ、各種環境評価(高温高湿通電、ヒートサイクル、ヒートショック、プレッシャークッカー等)、機械的信頼性試験(衝撃試験、振動試験、落下試験)等を行います

これらの試験をパスしたら製品化を認めてもらうことができます。



製品化

品質検証部門から承認をもらえたら、量産化が認められます

購買部門で部品等の手配ができるように手続きを行います。お客さんからの受注があったら、生産部門から購買部門に部品の手配、製造部門に製造手配が行われ、物作りが始まります。

量産後ステップ

製品化が終了後半年から1年後に、事業マーケティングの結果策定された事業計画通り売り上げが立っているか、また、品質保証部門からクレームなどの情報がないのか、等検証するようにしましょう。

マネージャ
マネージャ

いかがでしたでしょうか?研究開発テーマが始まる事業・技術マーケティング~研究開発までの流れについてお話してきました。

今後、各フェーズ毎について詳しくお話したいと思います。

C# 備忘録 カメラを起動しカメラ撮像動画を表示する その12

C言語
プログラマ
プログラマ

マネージャさん。Webカメラを使ってWebカメラで撮像した画像を表示したいと思ってます。その方法について教えていただけませんか?

マネージャ
マネージャ

はい。この記事では、 Webカメラを使ってWebカメラで撮像した画像を表示の方法についてお話したいと思います。

   private void button1_Click_1(object sender, EventArgs e)
    {
        //VideoCapture作成
        using (_camera = new VideoCapture())
        {
            //カメラの起動 
            //_camera.Open(0);
            _camera.Open(0);
            if (!_camera.IsOpened())
            {
                throw new Exception(”capture initialization failed”);
            }

            //画像取得用のMatを作成
            _flame = new Mat();

            while (true)
            {
                try
                {
                    _camera.Read(_flame);
                    if (_flame.Empty())
                    {
                        break;
                    }

                    if (_flame.Size().Width > 0)
                    {
                        //PictureBoxに表示 MatをBitMapに変換
                        pictureBox1.Image = BitmapConverter.ToBitmap(_flame);
                    }

                    int key = Cv2.WaitKey(100);             //100msの待ち時間

                    if (this.IsDisposed)
                    {
                        break;
                    }
                }

                catch (Exception)
                {
                    break;
                }
            }

        }
    }

C# 備忘録 アプリケーションの二重動作を抑制する その10

C言語
プログラマ
プログラマ

マネージャさん。アプリケーションが2重で立ち上がって誤動作してしまいます。同じアプリケーションを立ち上げたときの処理について教えてください。

マネージャ
マネージャ

はい。この記事では、アプリケーションが2重で立ち上がらないような処理についてお話したいと思います。

C#でアプリケーションの二重起動をさせないコードについてお話します。常駐ソフトなどでは、アプリケーションを二つ以上起動させたくない場合があります。ミューテックスを利用することで多重起動を抑止できます。C#の Windows フォームアプリケーションでは、Progarm.csファイルのMain()関数内にミューテックスの処理を記述することで実現できます。

using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
using System.Threading.Tasks;
using System.Windows.Forms;
using System.Threading;

namespace SingleApplicationExecute
{
  static class Program
  {
    /// <summary>
    /// アプリケーションのメイン エントリ ポイントです。
    /// </summary>
    [STAThread]
    static void Main()
    {
      //ミューテックス作成
      Mutex app_mutex = new Mutex(false, ”MYSOFTWARE_001”);

      //ミューテックスの所有権を要求する
      if (app_mutex.WaitOne(0, false) == false) {
        MessageBox.Show(”このアプリケーションは複数起動できません。”);
        return;
      }
      
      Application.EnableVisualStyles();
      Application.SetCompatibleTextRenderingDefault(false);
      Application.Run(new FormMain());
    }
  }
}

C# 備忘録 ファイル名を現在日付・時間に指定する その11

C言語
プログラマ
プログラマ

マネージャさん。ファイルを生成するときに、自動的にファイル生成時の日付・時間を指定できるようにしたいと思ってます。その方法について教えていただけませんか?

マネージャ
マネージャ

はい。この記事では、ファイルを生成するときに、自動的にファイル生成時の日付・時間を指定できる方法についてお話します。


string DATA_FILE_NAME;
DATA_FILE_NAME = "c:" + $"{DataTime.Now.String("yyyyMMdd")}" + $"{DataTime.Now.String("HHmmss")}";

昇格試験の合格のための9個の評価ポイント 昇格試験:第32回 

研究者
研究者

マネージャさん。今度、上司から昇格試験を受験するように薦められました。これから受験の準備をしたいと思ってます(辛)。

マネージャ
マネージャ

そうですか?これから研究(仕事)と、昇格試験の準備の両立が大変になりますね。

研究者
研究者

そうですね。あまりプライベートな時間が取れませんね。

ところでマネージャさん。昇格試験って試験官が評価すると思うのですが、評価のポイントってあるのでしょうか?

マネージャ
マネージャ

当然ありますね!

この記事では、試験官が昇格試験で評価するポイントについて、お話したいと思います。

試験官は職位基準書に基づいて評価をしている

昇格試験の当日、試験官は人事部門から受験者の評価シートを渡されます。評価シートは、評価項目が記載されたものです。この評価シートの評価項目は、職位基準書に基づいて定義されているものになり、受験する職位によってそのレベルが異なります。当然、課長職等の管理職の場合は、評価のレベルが最も高いですね。



この評価シートには、9個の評価項目があり、1、2、3点の評価点をつけるようになってます。

例えば、課長職試験の場合、
  1点は評価基準書に基づき、課長職の職位は未達である、
  2点は評価基準書に基づき、課長職の職位を満足する、
  3点は評価基準書に基づき、課長職の職位を十分に満足する、
で評価され、19点以上で合格になる絶対評価です(平均2点以上で課長の職位を満足すると判断された場合ですね)。



しかし、実際には7~8名程度が受験した場合、おおよそ3名~4名が合格点になるように調整します(相対評価ですね)。これは、経営リソースにより昇格できる人数が予め定められてるからですね。

成果論文、成果論文のプレゼンテーション、課題論文、課題論文に関するグループディスカッションなどを通して点数付けが行われます。試験官が質問するのは、これらの評価項目を点数つけるためであり、あなたの業務に興味があるわけではないです。

では、これらの項目についてお話しましょう。



9個の評価項目

次に、個別にそれぞれの評価項目についてお話したいと思います。

課題設定能力

日々の業務の中で、本来あるべき姿と、現状との間で差がありますね。これが問題点です。日々、こんなものかな~、と思って仕事をしていると、なかなか問題点を抽出することが困難になります(NHKのちこちゃんに怒られるにあるように、ボーと生きていたらダメですね)。

この問題点を解決に導くために必要な行動をとるのが課題になりますこの課題を設定する能力が求められます。日々、ぼーと仕事をしていると、課題設定て何?とうことになります。

成果論文を記載するときにだけ、課題設定をするのではなく、日々課題設定するようにしましょう。祖すると、成果論文が簡単に書けるようになりますね。



課題解決能力

設定された課題を解決に導いていく必要がありますね。この能力をとわれているのが課題解決能力です

課題の本質を見極めて、目標の設定を行います。その目標達成に向けて実行計画を策定し、課題解決に向けて実行計画通り進める力が課題解決能力になります。

当然、PDCA(Plan Do Check Action)をきちんと回し、必要に応じて軌道修正なども行えるかなども問われます。



専門性

あなたが技術者である場合には、あなたの専門分野の技術力の深さや、広さについて問われます(良くT型やπ型の技術者を目指せと言われますね)。

試験官も管理職の技術者と思いますが、あなたの会社の事業規模が大きい場合には、同じ専門分野の試験官が担当するわけではありません。なので、専門外の技術者に対して専門性をアピールする必要があります。

例えば、世界(業界)初、世界(業界)最高、学会で評価された、特許で権利化した等、客観的なことが言えるといいかもしれません。(なかなか昇格試験の中で専門性の高さをアピールするのは難しいですね)

協調性

あなたがひとりでやれる仕事は、限られますね。大きな仕事(プロジェクト)を推進していくには、いろいろな人と仕事を共同で進める必要があります。

その様な中、自分と異なる立場、違う意見や考え方を持つ人たちと協力しながら、同じ目標の達成に向けて仕事を進める必要があります。協調性のある人は周囲の意見を鋭く察知できるため、利害や立場の異なる人とも協力して何かを遂行できます




洞察力

洞察力とは、「物事の本質を見抜く力」のことですね

例えば、あるお客さんとの取引が、年々下がっていくとうような事例がありますね。年々取引が下がることだけに囚われて、本質を見抜くことができない場合があるかと思います。

お客さんの要求と異なるものを提供していたとか、他社品の方がいいものを提供されていたとか、今起きている取引が下がるとうことだけに囚われると、これらのことが見極められませんね。そこが問われますね。

表面的な話をしていると洞察力がないと思われてしまいます。なので、”これらの事例を分析して深堀すると・・・”のような表現をすることで、洞察力がありそうに見えてきます。



リーダシップ

設定された目標を実現するために、組織(組織でなくても仕事を取り巻くチームや関係者なども含まれますね)を導いていく能力ですね。リーダーシップは、組織の結束を高め、業務を効率的に進める上で欠かせないものです。

例えば、”利害関係が異なる他の部門の責任者を説得させ、自らが設定する目標に向けて他の部門の能力を発揮させて、目標達成した等、皆さんがWinWinになる関係を構築していく”とか説明するとリーダシップがありそうに見えますね。




コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、「対人間での情報共有や意思の疎通」をスムーズに行うことができる力のことですね。コミュニケーション能力はプレゼンの能力のように一方的に相手に伝えるだけではなく、他社からの情報も受け取る必要が問われます。その点を間違わないでほしいですね。

部下や上司に対して積極的に声がけを行い、意見交換などをとおして組織で起こっている潜在的な課題をみいたしたことや、接触的にお客さんのところに訪問し、お客さんとの情報交換の中であなたが提供できるお客さんの潜在的なニーズを見出したなど、お話できればいいのではないかと思います。



成長性

あなたが更に、今後成長する潜在能力を有しているか問われます。会社としても、今回の昇格試験が合格した後、上級の職位になるための昇格試験に合格してもらわなければなりませんね。その理由は、次の記事で記載しております。

そのため、今回受験する昇格試験よりもさらに上の職位の立場でお話お話するといいかと思います。例えば、課長職を受験するのであれば、部長として視点からお話するといいかもしれませんね。



指導力

部下を育成、指導する能力や力量のことですね。これは職位が上になるほど問われます。特に部下をもって仕事をする立場になる、課長職や主任・係長職を受験される方は、この点をPRする必要がありますね。このクラスの職位になると必須の能力になると思います。

マネージャ
マネージャ

いかがでしたでしょうか?試験官からいろいろ質問されると思いますが、これはこれらの評価シートを埋めるためのものです。なので、この質問は何をとわれているのか、よくお考えの上、回答するようにしましょうね。

派遣エンジニアを活用してソフトウエアを開発しよう メリットとデメリット 研究開発8

エンジニア
エンジニア

マネージャさん。先の記事で、教えていただきました通り、うまく外注さんを使ってマイコンを使った組込みシステムを開発することができました。

ありがとうございました。

マネージャ
マネージャ

よかったですね。トラブルはありませんでしたか?

エンジニア
エンジニア

そうですね。トラブルってことはありませんでしたが、外注さんがどのように仕事を進めているのかわからないので不安でした。

マネージャ
マネージャ

そうですね。外注さんに任せてしまったあと、定期的な進捗打ち合わせを行うこともありますが、実際にどのように仕事を進めているか分かりませんよね。

一方、外注さんの活用以外の方法の一つに”派遣エンジニアさん”にあなたの会社に来てもらってソフトウエアを開発してもらうことがありますね。

この記事では、派遣エンジニアさんを活用したソフトウエアの開発をした時のメリットとデメリットについて、お話したいと思います。

先の記事で、外注さんを活用した組込みシステムの開発についてお話しました。しかし、外注さんに依頼することは、”業務委託契約”になり、仕様書を明確に記載しなくてはなりませんね。

また、仕様変更があった場合には、その都度、仕様書変更、再見積もり、再度、業務委託契約の再締結と非常に手間がかかります

では、派遣エンジニアを活用して組込みシステムを開発する場合はどうでしょうか?

メリット

一番のメリットは、仕様書などのドキュメント類などを準備することなく、日々の打ち合わせの中でソフトウエアが作られていくことです。派遣されてきたエンジニアさんにもよりますが、ソフトウエアのコードが作られていくのと同時に、仕様書やドキュメントも作られて行きますね

予め、作成するソフトウエアの仕様がきっちりと決まっている場合には、外注さんに仕様書を提示してその通り作ってもらうのが最も効率がいいです。しかし、研究開発を進めるうえで必要となってくるソフトウエアなどの場合、研究の進捗や課題によってソフトウエアの仕様は日々変わりますね

その様なときに、実際に作業している派遣エンジニアさんがそばで、都度修正してもらうことで効率的な開発をすることができます。

デメリット

あなたが進めている研究開発の遅延等により、仕様などのが遅れた場合には、派遣されたエンジニアさんは時間が空くことになります。

今日は仕事がないからいいです、とうことは言えません。そのため、予め作業内容をきちんと見積もったうえで、十分な業務量がこなせることを考慮して派遣エンジニアさんに業務を依頼するようにしましょう

また、メリットの中で、日々の打ち合わせの中でソフトウエアが作られていくとお話しましたが、労働者派遣法により、あなたが直接派遣されたエンジニアさんに指示を出すことはできません。めんどくさい話ですが、派遣されたエンジニアさんの上司とお話して、その内容で派遣されたエンジニアさん仕事をお願いすることになりますね。

マネージャ
マネージャ

いかがでしたでしょうか?

組込みシステム用ソフトウエアを開発する場合、先の記事でお話した外注さんにお願いをする場合、今回の記事の派遣エンジニアさんの場合の2つの手段があります。

① 外注さんにお願いする場合は、予め仕様がかなりフィックスされているソフトウエアが適している

② 派遣エンジニアさんにお願いする場合は、仕様が不確定で、常に相談しながらソフトウエア開発をした場合に適している

ということになります。ソフトウエア開発の時の参考になれば幸いです。

昇級試験に合格しやすい組織(業務形態)とそうでない組織(業務形態) 昇格試験:第31回 

なかなか合格できない
なかなか合格できない

マネージャさん。今年も昇格試験を受けたのですがま、またまた不合格でした。私と一緒に受けた先輩もダメでしたね。

試験官からいろいろコメント記載がありましたが、毎年同じようなことです。何をどうしたらいいのか、悩んでます。

マネージャ
マネージャ

そうですか。残念でしたね。

 なかなか合格できない
なかなか合格できない

なぜ、ダメだったのか、私なりにいろいろ分析してみました。上司の指導とおり成果論文を執筆し、プレゼンテーションの準備もしたのですが。。。

マネージャ
マネージャ

ちょっと待ってくださいね。本当の昇格試験に合格できない理由は、ひょっとして、あなたの組織や、あなたの今の業務形態にあるかもしれません。

この記事では、
 ①所属する組織や業務形態によって昇格試験への合格率が変わる理由、
 ②合格率が低い組織や業務形態の中にいるあなたがどのような成果論文やプレゼンテーションの準備をすればいいのか、
について、お話したいと思います。





昇格試験に合格しやすい組織の特徴

昇格試験で求められるのは、日々の業務の中に潜在的にある課題を見出しす課題設定の力、その課題を解決するための創意工夫の力です。この課題設定、創意工夫を成果論文にまとめ、プレゼンテーション試験官に理解してもらえれば合格ができます。



あなたが技術者の場合、このような課題設定やその創意工夫について語りやすい組織は、日々、課題設定や創意工夫を業務としている研究開発の実務を担当する方や、研究開発の企画をされる方ではないでしょうか?このような部門に所属される方は、比較的、昇級試験に合格しやすいです。

あなたの会社でも、花形と言われるのは、通常業務の中で課題設定、その課題を解決をするための創意工夫を自ら考えている組織ではないでしょうか?



昇格試験に合格しにくい組織の特徴

なぜ合格しにくいのか?

私は、工場の工務部門でマネージャとして業務に従事したことがありました。工務部門は、営業からの受注情報を分析し、工場でモノづくりを行うための計画の部品・部材を手配する部門であります。この部署は工場の中核部門であり、とても優秀な人財(人材)が集まってました。

しかし、この部門の昇格試験の合格率があまりにも低いのです。その理由は、この部門の技術者は定型業務を行っているためです。定型業務で求められるのは、日々行っている業務が遅延なく、正確に行われることです。

このような人たちの昇格試験の論文の添削をしたときに気づいたのですが、この部門の人たちの課題は定型的な業務を遅滞なくこなすことです。これに創意工夫のアイデア等は思いつきません。

このような定型業務を行う部署だと、なかなか、昇格試験に合格するのは難しいかもしれませんね。



どうすればこのような組織でも合格できるのか?

では、このような定型業務を行う方が、昇格試験にどのように取り組めばいいのでしょうか?

定型業務そのものを改善、改革していくとうアイデアをぶち上げることですね。上司と相談して、例えば、”定型業務の効率化を図るために新たなXXXシステムを導入する”などが挙げられると思います。XXXシステムを導入するには、あなたが今まで培ってきた経験や実績がなければ導入できないなど、あなたがいなければ導入できないとうことをアピールするといいでしょうね。

日々の業務で成果論文が書けないので、昇格試験の準備の負荷は大きくなるかもしれません。しかし、あなたの日々の定型業務で昇格試験に合格するための成果論文やプレゼンテーションでは合格は非常に難しいと思います。

マネージャ
マネージャ

いかがでしたでしょうか?あなたが所属する組織や業務形態により、昇格試験の合否の確率が大きく変わることをお話しました。

でも、合格率が低いと思われる組織でも、少し視点を変えて成果論文やプレゼンテーションをまとめることにより、より合格は近づくと思います。

少し視点を変えて取り組んでみてはいかがでしょうか?

昇格試験の2つの弊害  (マネージャさんの個人的な見解)昇格試験:第30回

研究者
研究者

マネージャさん。前の記事で昇格試験を実施する意義について、① 上司の好き嫌いによる評価を防ぐ、②部門による人事評価の偏りを防ぐ、③昇格する人数を管理する、ということをお伺いしました。

マネージャ
マネージャ

そうですね。①社内での評価を公平にすること、②会社の原資の範囲の人数を昇格させる必要がありますよね。

研究者
研究者

はい。昇格試験っていいことばかりのように感じますが、会社にとって何か弊害はありませんか?

マネージャ
マネージャ

そうですね。確かに、昇格試験っていいことばかりではないですね。

この記事では、昇格試験の弊害について、私の個人的な見解についてお話したいと思います。



不合格者が多数出ると組織が成り立たない

昇格試験は、自部門の人財(人材)を自部門の判断で昇格させることができません。一方で、新入社員は、毎年入社してきます。また、管理職を含めたベテランの社員は、毎年、定年退職で退職していきますね。

現在、活躍中のあなたが昇格できないと、あなたと同じ職位の人財(人材)が増え、一方で、あなたよりも上級職の職位の人財(人材)が不在となってしまいます。そうなると、組織として成り立たず、そのような組織は組織変更のタイミングで取り潰されることになるでしょう。

当然、あなたの上司や、あなたの同僚、あなた自身も、別の部署に移ることになるでしょうね(日本の会社の場合、退職させられることはないでしょう)。



もし、あなたが別の部署に移って、今までの経験やスキルが活かすことができて、現在と同じ職位のパフォーマスが得られるのであれば、次に昇格試験を受ける資格も得られるでしょう。しかし、今までの経験やスキルが活かすことができず、現在の職位よりも低いパフォーマスしか発揮できないと、昇格試験を受ける機会はさらに遠のくことになりますね。

あなたは昇格試験に合格することは、あなたがより高度な業務に携われる機会、より高い報酬、より高い処遇が得られると同時に、あなたの職場のメンバーや上司等の仕事を守っていくことにもつながります。



合格者はすべて同じような顔になる

どこぞの会社の管理職の皆さんは、同じような顔をしていると言われることがあります。

これは昇格試験を通して、会社として求められる人財はどのようなものかとうことを、上司と一緒に数か月に亘って考え抜きます。その内容を、分かりやすく論文にまとめ、分かりやすいプレゼンテーションを行う練習を何度も繰り返します。これらのことは、 長年にわたって、培ってきた会社の伝統です。

このような昇格試験によって、 XXXマン、XXXウーマンを作っている感じですね。ここで、XXXは会社名であり、例えば、トヨタマン、日立ウーマンのような感じですかね。 これは職位が高い昇格試験のほど強い傾向があり、管理職は同じような顔をしていると言われるのだと思います。



私は、このように会社の中核を担う管理職が、同じような顔をしていてはダメではないかと思います。それはなぜか?

1990年代ごろまでの物を作れば売れる時代はよかったかと思います。むしろ同じような顔をしている方が、同じような考えのもとものづくりをするため(阿吽の呼吸)、品質の良い製品が作れたのではないかと思います。

しかし、現在は、ハードウエアは1個のLSIでなんでも処理ができるし、ソフトウエアはオブジェクト指向のプログラミングで簡単に高度なソフトウエアが作れるようになってきました。そうなると、誰でもいい品質の製品が作れるようになってきます。

そうなってくると、お客さんのニーズに沿った商品を、早期に提供できる(品質はそこそこ)ものが勝ってくることになります。

皆が同じ顔をしていると、アンテナの方向も一方向です。いろんな方向から飛び込んでくる情報もキャッチすることができませんね。

また、お客さんへ提供するアイデアも、同じ湧き水からでてくるようなものなので、アイデア検討などをしても似たようなアイデアしか得られないです。そのため、特徴のある製品ができないのでしょうね。

前述のとおり、ものづくりは今では誰でも簡単にできるので、負けてしまいますね。



いろいろな要素があるかもしれませんが、日本の競争力を落としている一つの要因として、昇格試験がるのかもしれませんね(少しお話が広くなりすぎました)。

マネージャ
マネージャ

いかがでしたでしょうか?昇格試験の弊害もあることが理解できたのではないかと思います。

でも、会社組織に在籍する以上、会社のルールに基づいた昇格試験で着実に昇格していかないと、組織が成り立たなくなることもあるので、ぜひ、今度の昇格試験は合格できるように頑張りましょう。