これからの管理職試験 成果論文を執筆前に準備する3つのこと? 昇格試験:第22回

昇給試験
副主任研究員
副主任研究員

マネージャさん。先ほど、部長さんより、管理職試験(課長職試験)を受験するように言われました。管理職のための学科試験はすでに合格しているので、成果論文を執筆するように言われました。

マネージャ
マネージャ

成果論文ですか。それは大変ですね。執筆する前の準備は終わりましたか?

副主任研究員
副主任研究員

え!準備ですか?

マネージャ
マネージャ

はい、前の記事でもお話しましたが、成果論文を執筆する前にはちょっと準備があります。

この記事では、成果論文を執筆する前にやっておく準備についてお話したいと思います。

早速、成果論文を書き始めたいとこですが、いきなり書き始めるのはちょっと待った!それはなぜでしょう?

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成果論文とは?

成果論文は、あなたが昨年度行ってきた業務の成果について記述する論文です。ここで成果とは、業務遂行にあたっての課題抽出、その課題に対してどのような創意工夫によって課題を達成できたのか、そのことを論理的に述べるものであります。

試験官は予め、成果論文を数週間前に渡され熟読されてます。試験当日、試験官に対して受験者は成果論文をもとに説明(プレゼンテーション)を行います。

やるべきこと1:会社方針・事業方針を準備しよう!

業務遂行にあたっての課題を設定し、それを記載することが非常に大切になります。管理職には、特に業務遂行にあたっての課題抽出能力が求められます

定型的に業務を進めていくだけですと、例年同じことを繰り返していくことになりますね。競合他社がレベルアップしてきたときには相対的に、あなたの会社は負けてしまいますね。

そのため、常に管理職は業務遂行にあたって課題設定が重要なポイントになります。

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では、課題設定をするためには何が必要になるでしょうか?それは、会社方針や事業方針になります。会社や事業部門が向かう方向に対して、自部門はその方向に向いているのか、また進めている業務が会社や事業の方針に沿っているのかを抽出することで、自然と課題抽出ができるようになってきますね。

まずは、会社方針や事業方針を準備しましょう。

やるべきこと2: 過去の論文を準備しよう!

過去、1年から2年の間に受験をした職場の先輩から論文をもらうようにしましょう。先輩が執筆した論文は、上司が過去にチェックした内容なので、先輩の論文に沿って執筆すれば、最初の関門のあなたの上司のチェックはクリアしやすくなります。

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やるべきこと3: マインドを切り替えよう!

前述のとおり、成果論文は、昨年度、または現在進行中のあなたの業務成果をまとめ、プレゼンテーション試験にて説明するためのものです。

また、プレゼンテーションを聞く立場の試験官は、あなたと違う職場の管理職が担うことになります。そのため、あなたの仕事の内容や、その専門性は、全く知らないものと思って準備をしましょう。マインドを切り替えてください。

過去に私が昇格試験の成果論文を執筆するときに、当時の上司から、”彼女(奥さん)や、母親に説明して、“へー、そんなことをやっているんだ!”、とう会話ができるレベルまでわかりやすく記載しない”、と指導を受けました。

彼女や母親がその専門家の場合には別ですが、ここでは、一般に素人という意味でご理解ください。そのため、試験官は、専門的なことは何も知らないと意識して論文を記載しましょう

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上司に論文を見てもらう前に、秘密保持の観点から難しい場合もありますが、ぜひ、母親や、彼女(奥さん)に論文を見てもらい、分からない表現や、専門用語などがないか、チェックしてもらいましょう。

マネージャ
マネージャ

以上で準備が整ったので(資料の準備、マインドの切り替え)、次に早速、成果論部を執筆していきましょう。

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