成果論文を説明するプレゼンテーション試験とその評価ポイント! 昇格試験:第6回

昇給試験
エンジニア
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マネージャさん。一般職試験(B級職試験)の学科試験、無事合格しました。

マネージャ
マネージャ

それはよかったですね。

エンジニア
エンジニア

これから成果論文の執筆、それを説明するためのプレゼンテーションの練習をしなければなりません。

マネージャ
マネージャ

そうですね。これから成果論文を執筆しなくてはなりませんが、今回の記事では、成果論文を執筆する前に、成果論文を説明するプレゼンテーション試験の概要についてお話したいと思います。

この記事は、新入社員クラスのC職種のあなたが、B職クラスに昇給するための一般職試験(B級職試験)を対象にお話しておりますが、主任・係長職試験(A級職試験)、管理職試験(課長職試験)を受験する方にとっても、プレゼンテーション試験はありますね。

なので、プレゼンテーション試験の概要について興味があれば読んでいただけると幸いです。

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プレゼンテーション試験の概要

あなたが学科試験を受験した後(一般職試験:B級職試験の場合)、2週間~1か月の間に、上司から学科試験の合否について面談があります。学科試験に合格すると、早速、成果論文を執筆するように指導を受けます。この成果論文は、昇格試験の1か月ほど前に人事部門に提出します。

昇格試験当日は、成果論文の内容を説明するためのプレゼンテーション試験があります。プレゼンテーション試験は、受験生一人当たり20~30分で、
  ・自部門の紹介
  ・成果論文の説明
を試験官に説明することになります。

プレゼンテーションの後に、30分くらいの間で、試験官とあなたのプレゼンテーション(成果論文)の内容について、質疑応答を行うことになります。

試験官は2名で、他の部門の管理職が対応します。一般に、仕事上、繋がりがない管理職の方が試験官になるように人事部門が調整することになります。また、試験官は管理職になって数年目の比較的、若手の管理職が担当することが多いと思います。

プレゼンテーション試験の評価のポイント

試験官は、質疑応答の時間に、人事部門の方から提示された評価シートに記載されたチェック項目を埋める作業を行います。

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評価シートには、
 ・課題設定能力、
 ・課題解決能力、
 ・専門性、
 ・協調性、
 ・洞察力、
 ・リーダシップ、
 ・コミュニケーション能力、
 ・成長性(自らがさらに成長する潜在能力をもっているか)、
 ・指導力(部下への指導力)
等、おおよそ10の項目のポイントがあります。

試験官は、質疑応答の時間に、成果論文やその論文に基づいて説明されたプレゼンテーションで、評価シートを埋めることができない情報を引き出すために必死になられます。決して、興味本位や、雑談として質問をしているわけではありません。

だから、あなたは試験官から質問を受けたときに、その質問は、前述した評価ポイントの何を聞かれているのか、想像する必要があります

例えば、“その仕事を遂行するのに、部下にはどのように指導しましたか?”などと聞かれたら、これは指導力について聞かれているのだと判断しましょう。そして、あなたが指導力があることをアピールするように答えることで、自然に”指導力”の評価点が上がり合格に近づきます。

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試験官が、指導力の話を聞きたいのに、自分が話したいことを話すると、
   それがとても前向きで企業業績に上がるような非常にいいことで、
   話題に花が咲いても、
評価シートのポイントにはなりません。なので、試験官の意図を汲み取るようにしてください。

⇒ ディスカッションはうまくいったのに、不合格であった!とう場合には、このような質問の意図を汲み取れてないことがあります(私も良くありました)

このような質問の意図を汲み取る訓練は、普段の仕事から、上司や周囲の方が何を聞きたいのかとうことを理解した上で、お話しするように意識していれば、自然にその力は養われると思います。

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マネージャ
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いかがでしたでしょうか?昇格試験で一番カギになるプレゼンテーション試験の概要についてお話しました。

では、早速、成果論文の執筆の準備執筆方法についてお話したいと思います。これからが試験の準備本番になりますね。

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