エンジニアが75歳まで仕事するために50歳のあなたが考えるべきことは? 転職:第25回

転職
おじさん
おじさん

マネージャさん。今年、50歳になりました。あと10年メーカのエンジニアとしてこのまま今の仕事を続け、その後、年金をもらえるまで仕事を続けていくことに不安を感じてます。

マネージャ
マネージャ

そうですか。50代の私たちの年金の支給は65歳からになりますね。今後、我々が65歳になったときには、さらに受給年齢はの延びているかもしれませんね。

なので、60歳~65歳の定年以降の仕事についても考える必要がありますね。

おじさん
おじさん

そうですね。

私が勤務している会社は、60歳以降、再雇用の形態で勤務を続けることはできます。

しかし、再雇用の場合、給与は大幅に削減されます(1/3~1/2程度)。また、今までの部下に使われることになることを考えると、モチベーションが続くかどうか・・・。

マネージャ
マネージャ

そうですね。今後、年金支給年齢が引き上げられ、さらに年金を満額もらうことを考えると、今から75歳ぐらいまで仕事を続けていくことを考えなければなりませんね。50歳の今、75歳を見据えて、これからの人生を考えていく必要があるでしょうね。

この記事では、50歳のエンジニアのあなたが75歳まで仕事をすると考えたとき、
 50歳から60歳まで
 65歳から65歳まで

 65歳から70歳まで
で、どのように考えていけばいいか、一緒に考えていきたいと思います。個人的な意見ですので、皆さんの意見もいただけると幸いです。

その結果に基づいて、記事をブラシュアップしていきたいと思います。



私は、50歳で25年間勤務したメーカを退職し、異業種のメーカに転職したエンジニアです。転職の1年前までは転職することなど全然考えてませんでしたが、コロナ禍で結構時間があることで、今後の人生の選択肢の1つとして転職のことを考えました

結果的には、給与も、処遇も上がって良かったのですが、もっともよかったと思うのは視野が広がったことかなと思います。

この記事では、50歳のエンジニアが、今後75歳まで仕事を続けていく上で考えていきたいことをお話したいと思います。個人的な見解ですので、皆さんのご意見いただけると幸いです。



50歳から60歳まで

現在の会社を勤め上げる

あなたは、現在の50歳から順調に60歳まで仕事を続けていくことができますね。しかし、50歳以降、あなたは部下のエンジニアの業務をマネージメントしながら、部下の育成に努める日々を送っていくことになりますね。

あなたがエンジニアであれば、新しい製品開発や技術開発に携わることはあるかもしれませんが、今まで会社で仕事を続けてきた25年~30年の延長に、今後の10年間があり、今後も今まで続けてきたルーティーン的な業務を繰り返すことになりますね。

マネージャ
マネージャ

人の価値観によるところもあるので、良し悪しとは言いませんが、残念ながら私の場合は耐えられないですね(皆さんはいかがでしょうか?)

50歳のあなたの場合、今後10年間、現在の会社・業界の中での製品や技術に関する知識や経験を、今までの会社生活の中の延長線上の中で蓄積していくことはできると思います。しかし、それ以上の経験を得ることはむずかしいかもしれませね。



別の会社に転職する

50歳のあなたが、別の会社に転職することも一つの選択肢かもしれません。その場合、転職した新しい会社・新しい業界での製品知識や技術を学べる機会が得られます。また、前職(25~30年)の経験と知識をもとに、転職した新しい会社で得られる経験と知識によって、あなたの市場価値が上がる可能性はあるかもしれません。

一方で、50歳で転職すると、早期退職扱いになり退職金は大幅に削減されるかと思います。そのため、削減された退職金以上の年収が得られる会社へ転職する必要があり転職先の選択肢は限られるかと思います。

例えば、早期退職によって2千万円退職金が減ったのであれば、残り10年間で取り返すには年収が2百万円以上の会社に勤務する必要があると思います(税金などを考えるともう少し必要かと)。

ただ、ほんの少しでもいい条件で転職を考えたいのであればリクルートエージェントさんとの関係を継続的に持つことをお勧めします。詳しくは次の記事でお話しています。



60歳から65歳まで

現在の会社で60歳定年後、再雇用

現在の会社でそのまま10年間勤務したあと、残り5年間の再雇用が待っています。残り5年間、今までの業務を継続していく場合もあれば、マネージメント業務から担当者としての仕事を担うことがあるかと思います。ただ、残り5年間も入社以降続けてきた続けてきたルーティーン的な業務を繰り返すことになりますね。

今までの延長的な仕事を続けている場合であれば、再雇用の5年間で技術的な成長や、視野が広がる可能性は少ないでしょう。

再雇用の場合、給料が大幅に削減され、今までの部下の部下になってしまいます。そのため、なんとなく煙たがれ、邪魔者扱いされますね(口にされないまでにしてもそのような感じになってしまいますね)。



別の転職した会社で60歳定年後、再雇用

転職する前の会社の経験と知識と、転職した会社で得られた10年間の経験と知識が組み合わさり、50歳からの10年間で、あなたの技術的なフィールドや視野が広がっているのではと思います。但し、転職先の会社には10年間しか在籍していないため、退職金は殆どもらえないと思っていいかと思います。

60歳で定年になることによって役職はなくなるかと思います。ただ、10年間しか在籍していないため、例え、部下が上司となっても、その部下が若いころから知っているわけではないので、部下だった方が上司になってもあまり気を使われることはないと思ってます。また、あなたもあまり気にならないと思います。

10年間経験してきた部門で継続して勤務することもいいかもしれませんが、転職を経験することにより、技術的なフィールドが広がり、視野が広がったことで、新事業や新技術開発等の企画部門へ異動されてもいいかもしれませんね。

別の会社へ転職

再雇用の場合、定年まで勤めあげた方、キャリア採用で転職してきた方、いずれにしても、給料が大幅に下がり、また今までの部下だった方が上司となることでモチベーションが上がらなくなる可能性がありますね。

そんな場合には、別の会社へ転職することもいいかもしれません。

60歳から転職する場合、どのような人が転職先の会社から期待され、魅力に感じるでしょうか?例えば、①50歳で転職された方、②定年退職まで同じ会社で勤務された方、どちらでしょう。

マネージャ
マネージャ

それは、業種や業態によるところがあると思いますね。



65歳~75歳まで

60歳で雇用延長を選択された方は、65歳で本当に退職(会社を去る)になりますね。ここで年金をもらって優雅に生活するのも選択肢かもしれませんね。

しかし、65歳のあなたは、体力的にも気力的にもあと10年は働けそうで、別の会社へ転職するのも選択肢の一つでしょうね

その場合、技術力の幅が広い方、視野が広い方の方がいい条件で仕事が見つかる可能性があるかと思います。今のうちからその準備をしておくべきでしょうね。

マネージャ
マネージャ

私は、前職の最終日に、”現在、入社してからXXX年が経過して、50歳になりました。私は75歳まで仕事をするつもりなので、ちょうど折り返しに差し掛かった感じです。あと、入社してから今までと同じ時間を今後どう生きるか、仕事をしていくか考えていきたい”

と挨拶しました。

そのあと、若い人、私の先輩の人からも勇気づけられる挨拶でしたと言われました。

まだ50歳。残りの仕事人生について、いろいろ考えてみていい選択をしたいと思います



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