(B級職)
マネージャさん。新入社員クラス(C級職)から一般社員クラス(B級職)になって3年が経ちました。
そろそろ、A級職(主任さん・係長さん)クラスの試験を受けようと思ってます。
そうですか。
A級職(主任・係長職)を受験するのですね。
A級職は、一般に、組合員の中で最も高い職位になり、難易度も高くなります。頑張りましょうね。
この記事では、これから 主任・係長職(A級職) を目指しているあなたに、 主任・係長職(A級職) の受験資格・スケジュールについてお話したいと思います
この記事から、一般職(B級職)から主任・係長職(A級職)に昇給・昇進を目指すあなたのために、数回に分けて、 主任・係長職(A級職) 昇格試験の概要と取り組みについてお話したいと思います。
なお、本ブログで言及している職位については、次の記事で定義をしております。あなたの会社の職位とこのブログで定義している職位があるか、確認してみてください。
主任・係長職(A級職)の受験資格
A級職は、主任・係長クラスになります。このクラスになると、数名程度の一般職(B級職)、新人または新人+α(C級職)の部下の指導し、他部門のメンバーを巻き込みながら、より高い視野で、広範囲に亘って業務を推進することになります。
今までの一般職(B級職)の昇格試験の取り組みについてお話ししてきましたが、 主任・係長クラス の1つ上の職位の昇給職試験を受験するには、今現在、1つ上の職位の仕事(業務)をこなしている必要があります。
主任・係長職(A級職) への昇級試験受験資格は、すでに職位基準書に定義される 主任・係長職(A級職) クラス業務をこなし(つまり、数名程度の部下の指導をしながらより、あなた一人だけでは進められない広範囲かつ、より高度な職務を遂行している)、成果を得ている方が対象になります。
職位基準書については、次の記事を参考にしてください。
主任・係長職(A級職)のスケジュール
一般職(B級職)の昇格試験は、2名の試験官に対して、成果論文のプレゼンテーションと質疑応答で終わります。指定された時間に指定された場所で行い、試験時間は、1時間程度です。
一方で、主任・係長職(A級職)の昇格試験は、7〜10名ぐらいの受験生を1つのグループとして、2日間に亘り、合宿形式で行われます。
1日目は、一般職(B級職)昇格試験と同様な成果論文(ただし、A級職に求めらる論文の内容であり、その基準は職位基準書に記載)について、2名の試験官に対してプレゼンテーションと質疑応答を受けます。この時間を利用して、他の受験生は課題論文を執筆します。
成果論文は、昨年度までのあなたの成果をまとめたものになります。なお、成果論文の書き方については、 第7話、第8話、第9話、第10話でお話しております。参考にしていただけると幸いです。
課題論文は、昇格試験当日のオリエンテーションで、テーマが与えられます。テーマは3〜5件の中から1つ選定して、A4用紙2枚程度にまとめる必要があります。なお、課題論文の書き方については、第16話、第17話でお話しております。 参考にしていただけると幸いです。
キャリアデザインなら【ニューキャリア】課題論文の執筆に与えられる時間は、おおよそ6時間から8時間程度で、食事終了後に締め切りになます。その後、課題論文を印刷し、グループのメンバーにその夜のうちに配布します。
配布された他の人が執筆した課題論文は、寝る前に一通り目を通しておきましょう。翌日、 グループディスカッション (グループ討議)で使われるものです。質問も前向きな質問・提案をするような質問を考えておきましょう。
なお、 グループディスカッション については、第18話でお話しております。 参考にしていただけると幸いです。
課題論文を執筆した翌日のグループディスカッションは、7~10名のメンバーに対して、一名ずつ前日に執筆した課題論文の内容を説明します。
会社によって異なると思いますが、おおよそ20分説明し、20分で説明された内容についてディスカッションを行います。
試験官は、少し離れたところから皆さんのグループディスカッションをヒアリングし、コメントをすることはありません。
ハイクラス人材紹介サービス【コトラ】試験官は前日、人事部門からもらった評価シートを、質疑応答だけで判断できなかったところを埋めるために、ディスカッションの内容、討論を聞くようにされてます。この時、試験官は基本的にグループディスカッションに口は挟みません。
メンバー全員のプレゼンテーションとディスカッションが終了すると、試験は修了です。