おじさん!お久しぶりです。お元気にされてましたねか?
やぁ、マネージャさん。お久しぶりです。
ちょっと、最近、少し悩んでいるんです。
どうされましたか?あまり顔色がよくないですね。
はい。私も今年50歳になります。退職まで残り10年になります。
このままこの会社を勤め上げるのがいいのか、
それとも新しい職場で新しいことを始めるべきなのか、
少し悩んでおります。
そうでしたか?私もちょうど50歳の時に転職をしました。そのとき、私もおじさんと同じ気持ちでした。おじさんの気持ちよくわかります。
この記事では、私がちょうど50歳の時に転職したときの経験についてお話したいと思います。
私は50歳で25年間務めたメーカを退職し、異業種の別のメーカに転職しました。これから数回にわたり、本ブログをとおして50歳前後で転職を考えている方の参考になればと思い、私の体験談についてお話したいと思います。
多分、転職のきっかけは皆さんとは違うかもしれません。しかし、このブログでは、
・エージェントさんとの出会い 第3回
・提出書類の苦労談 第5回
・想定問答 第6回、第7回、第8回
・1次面接、2次面接の体験談 第10回
・3次面接の体験談 第11回
・処遇面談 第12回
・退職の手続きの前に行うこと 第13回
・退職の意向を伝えるタイミング 第14回
・退職の引き留め対策 第15回
・退職時のご挨拶 第16回
・有給休暇の消化 第17回
・転職先の入社式 第18回
を紹介しております。多分、皆さんの転職に至った経緯は異なるかもしれません。ただ、第5回目からは同じような経験をされるのではと思っております。
皆さんの転職活動の助けになれば幸いです。
転職前の仕事
私は、前職にて製品の研究開発セクションのマネージャをやっておりました。ちょうど、50歳の前(48歳ころ)に、数年間に亘ってゼロから研究開発を進めてきた製品が量産化になる前に、今まで一緒に開発してきたメンバーを引き連れて、製品を製造する工場へ異動することになりました。
要素技術の研究開発から製品開発、製品開発が終わった後の製品化開発のプロセスは、入社したての新人の頃から今まで(マネージャになってからも)、何度か、会社生活の中で経験してきたことです。これに伴い、転勤や単身赴任等何度か経験してきました。
このブログを読まれている技術者の皆さんも、地方や海外に工場(製造現場)がある方は、経験があることだと思います。
しかし、今回の工場への異動は、コロナ禍の影響で、いつもの工場への異動とは違ってました。いつもであれば、工場で製品開発を進めるにあたり、製品開発のマネージャとして、製造現場の方、品質保証の方、工場設計部門とのコミュニケーションを持つことが重要な仕事の一つでした。
マネージャである私は、夜遅くまで残業していた人を引き連れて、飲みに行くことも、大きな仕事の一つでした。いわゆる、飲みニケーションです。最近の若い人は飲みニケーションなんて言わないですか(笑)
しかし、コロナ禍で、そのような懇親会の機会が減り、工場とホテルの往復の日々が続くことになりました。
リクルートエージェントからの一言
そんな時に、普段はあまり気にしたこともないリクルートのエージェントさんからメールがありました。普段であれば、そのようなメールも無視するところですが、何気なくメールの返信をしました。その数日後に、リクルートエージェントさんからご挨拶の電話がありました。
エージェントさんからのご挨拶の電話の中で、転職の意向や希望などを聞かれましたが、
”申し訳ありませんが、私は今のところ転職する意思はありません”
とはっきりお伝えしました。しかし、エージェントさんからは転職活動をお通して、
”あなたの市場価値はどの程度なのか、確認してみるのもいいのでは?”
とうお言葉をいただきました。
エージェントさんからのその一言は、私には非常に衝撃的に受け止めました。
普段、自分の市場価値なんて考えたことなどありません。
”所属しているメーカ(前職)の中でどのような価値にあるのか”、ということだけ考えてきた会社人生の25年。
エージェントさんの言葉は、非常に新鮮に聞こえました。また、転職市場ではどのような価値があるのかとうことに興味がわきました。
そこで、リクルートのエージェントさんに自分の経歴書を送り、登録したところから転職活動が始まりました。
私の場合、転職を考えていなかったのですが、なんとなく、今のままでいいのか?とう漠然な不安はありました。これは日々同じような会社生活を送っている不安感があったのかもしれません。
そんな時に、自分が世の中からどのようにみられているのか、会社とは別の尺度でどのようにみられるのか?とうことに興味をもったことから始まりました。
次の記事で、履歴書と職務経歴書を提出した後で、初めてのリクルートエージェントさんとの面談の経験についてお話したいと思います。