マネージャさん。上司から昇格試験を受けるように指示されました。
そうなんですよ!上司からは、専門分野と英語の学科試験の準備をしなさいと指示がありました。
そうですか。
では、この記事では、昇級試験の学科試験(専門分野・英語)に関する内容についてお話したいと思います。
今回は、C級職(新人または新人+αの方)試験からB級職(一般社員)への昇格試験の一つである学科試験の概要についてお話したいと思います。
皆さんの会社で、学科試験はないよ!ということであれば、この記事を読み飛ばしていただいて結構です。また、どの職位で学科試験があれば、この記事を読んでいただければと思います。
初めての転職は転職ナビ学科試験の受験資格
新入社員クラスのC級職の担当者が、職位基準書に記載されたB級職クラスの仕事をこなし始めると、上司は、あなたにB職クラス(一般社員)の給与と処遇を与えるために、あなたの意思を確認した上で、B職クラスへの推薦書を作成してくれます。
これによってあなたは、B級職の受験資格を得ます。あくまで直属の上司の推薦が必要になりますね。
どうしても学科試験を受けさせてもらえない方は、次の記事を読んでいただければ、その回答が得られるかもしれませんのでよろしければ読んでみてください。
学科試験の合格基準
上司からの推薦がもらえると、学科試験の勉強をするように指導を受けます。入社して数年後にB級職試験を受験することになるので、予め勉強している猛者もいます。
B級職試験の学科試験は、TOEICによる英語の試験と、2つの専門分野の試験の3教科です。各教科100点で300点満点でした。学科試験300点満点中240点(平均60点)以上で合格になります。この学科試験を合格しなければ、次のプレゼンテーション試験の受験資格が得らえません。一般に学科試験に合格したら、後述する成果論文を執筆し、その成果論文を説明する プレゼンテーション試験 へと進みます。
TOEICは約400点(995点満点)で、英語の試験60点換算(100点満点)になります。そのため、おおよそTOEICを500点取っていれば安心できます。専門分野の教科は、工学系大学の3年生クラスの専門課程で勉強する必須教科の内容です。
但し、A級職や管理職の試験で英語試験が課せられる場合には、求められるTOEICの点数は変わるので、あなたの会社の規定をよく見てみてください。
キャリアデザインなら【ニューキャリア】専門分野の試験の出題者は誰?
私は機械工学出身でしたので、機械力学と材料力学で受験したことを記憶しております。電気系出身の同期は、電磁気学やデジタル・アナログ回路等で受験していました。
出題者は、主に、研究開発部門の管理職であるため、実務で使うレベルの問題が多く(仕事の内容をそのまま持ってきている感じもありました)、基本的な内容を問うレベルの問題です。なので、普通に大学で勉強していれば教科書を読み返すレベルでいい内容でした。
技能職から技術(専門)職にキャリア変更してきた高卒・専門学校卒の方は、この大学3年レベルの学科試験とTOEIC試験は非常に苦労されておられました。
しかし、求められるのは普段の仕事を論理的にこなすためのスキルのチェックをしているだけです。
普段の業務を通して学科試験勉強を!
普段の業務の中に、機械力学、材料力学、電磁気学、電子回路などの教科書であつかう業務があれば積極的に取り入れて仕事をこなしながら、勉強していけば特に、受験前に苦労することはないと思います。
ハイクラス人材紹介サービス【コトラ】また、英語も英単語と基本的な文法を理解して、日頃から英語のカタログや取説などに触れるようにすれば、問題ないレベルと思います。
この記事では、学科試験の内容についてお話しました。次は、プレゼンテーション試験の概要についてお話します。