思いついたアイデアは権利化しよう。時間を手間をかけずに、特許を書こう! 研究開発4

研究開発
エンジニア
エンジニア

要素技術研究も始まりました。結果、最近になって、いろいろなアイデアがでてきました。

マネージャ
マネージャ

そうですか?アイデアの権利化は進めてますか?

エンジニア
エンジニア

権利化?特許ですか?

マネージャ
マネージャ

そうですね。特許です。

せっかく考えたアイデアも、競合退社が先行して特許を出してしまうと開発計画の見直しや、事業方針まで見直すことになることもあります。そのため、アイデアが出た場合には、特許を一日でも早く出すようにしましょう。

この記事では、ある程度経験がある技術者の方が、早期に特許をだす方法について、私の経験からお話したいと思います。

また、この記事はハードウエアの権利化についてお話しますので、他の技術分野、例えば、ソフトウエア、化学、製薬などについては参考にならないかもしれません(すいません)。

私が特許を始めて執筆した時(20年以上前)、あまり事業に直結しない要素技術研究を担当していました。そのため急いで権利化する必要性もそんなになかったので、誰の支援も受けずに、先輩の執筆した特許を参考に、見様見真似で執筆しました。

通常の研究開発業務を進めながら、特許執筆をしたのですが、1件の特許を執筆のに1か月ぐらい要しておりました。

しかし、1件の特許を執筆するのに1か月も要していては、他社に先駆けて権利化をするのが遅れてしまいます。

個人的に、時間が許すのであれば、初めて特許を執筆するときには、ゼロから特許を執筆することをおすすめします。しかし、製品開発を進めながら、他社よりも先駆けて権利化を主張していくときに、特許を執筆するのに要する時間は最小化する必要がありますね。

この記事では、ある程度経験のある技術者が最短で特許を執筆する手順についてお話します。

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先行技術調査

特許は、今まで世の中になかったアイデアを独占する権利です。そのため、先に誰かがそのアイデアで権利化していれば、特許化することができません

そのため、まず、あなたのアイデアが、誰かが先に特許化(権利化)していないか、調べてみましょう。

調査は、特許情報プラットフォーム等のデータベースが使えます。前職では、野村総研の特許情報サービスを使ってまいたが、無料の独立行政法人工業所有権情報・研修館の 特許情報プラットフォームで十分だと思います。特許庁のホームページからもアクセスできます。

先行技術調査した結果、類似の特許があっても大丈夫です(逆に、先行技術は特許には必須になります)。あなたのアイデアと先行技術が必ず同じであることは少ないです(但し、全く同じであればあきらめましょう)。

アイデアの違いを見極めて、その違いに、あなたのアイデアの方が先行技術に対する優位性があれば、権利化することができる可能性があります

図面の作成

先行技術と、あなたのアイデアを比較できるような図面を作成しましょう。図面を作成する前にエクセルなどを用いて、先行技術との違いを示す比較表を作成しましょう。そうすることで、違いを明確に打ち出すことができます。

図面作製にはCADを使ってもいいですし、パワーポイントでもいいです。もちろん、研究開発で検討した図面をそのまま使ってもいです。但し、これは弁理士にて、図面を書き直してもらう前提にしてください。あなたの図面には、権利と関係ない情報もあるはずです。

図面作成に時間をかけたくなければ、手書きでも十分です。最終的な図面の清書は弁理士さんにお願いしてもいいです。

請求項の作成

図面が出来ましたら、権利の範囲を決める請求項を作成しましょう。ここでは箇条書きレベルでも結構です。弁理士さんとお話しながら最終的に請求項を決めていけばいいのです。思いつくレベルで結構ですので、権利化したいことを箇条書きで洗い出しましょう。

説明文書の作成

図面の説明文書を作成しましょう。請求項を書く前に、説明文を記載してもいいですが、私は図面を書いた後に、請求項を記載するようにしてます。その理由は、説明文を記載した後に改めて、請求項を見直すようにしたいからです。

弁理士への面談・説明

図面、請求項、図面の説明の文書が出来たら、あなたの会社の知財部門を交えて、弁理士と面談の機会を設定してもらいましょう。

この面談には、1件の特許におおよそ2~3時間はかかると思います。まずは何を権利したいかということから説明し、先行技術、そして発明のアイデア、そのアイデアの進歩性についてお話しましょう(口頭でOKと思います。弁理士さんはボイスレコーダで記録しています)。それから図面、図面の説明文書、請求項の説明を行いましょう。

この時に、弁理士さんからいろいろ質問があります。この質問が重要です。

弁理士さんは、客観的にアイデアを考察してくれるからです。また、この質問から新たなアイデアが生まれて、そのまま請求項を付け足したり、図面を追加したり(ホワイトボードレベルで)することになります

私は、弁理士の面談前におおよそ1日かけて3~4件の図面作成、請求項作成、説明文書を作成しました。特許3~4件に相当します。そして、1日かけてこれらのを特許を弁理士に説明します。大体2名ぐらいの弁理士がこられて、一日説明することになるので、この説明が終わるとぐったりです。

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弁理士のクレーム作成・クレームのチェック

おおよそ1か月程度で、弁理士さんにてクレームを作成してもらいます。この間にいろいろ電話やメールの問い合わせがありますが、きちんと対応するようにしましょう。これによってクレームの質が大きく変わります。

そして、クレームが作成できると、その内容についてチェックしましょう。弁理士さんはクレーム作成のプロなので、きれいにクレームを作ってもらえます。

あなたがチェックするのは権利化の範囲ですね。

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知財部門の事務的な処理

クレームのチェックが終われば、アイデアを出した技術者である、あなたの役割は終わりです。

知材部門にて事務的な処理を実施してもらうことになります。その時に、急ぎ権利化をお願いすることを言っておきましょう。

マネージャ
マネージャ

この記事では、早く権利化するために、自分一人で執筆するのではなく、上手く弁理士を活用して権利化することについてお話しました。

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