”あなたは管理職としての・・・がない”と言われたらどうする!?昇格試験:第21回

昇給試験
エンジニアおじさん
エンジニアおじさん

マネージャさん。また管理職(課長職)試験に落ちてしまいました。

マネージャ
マネージャ

えっ、残念でしたね。

エンジニアおじさん
エンジニアおじさん

毎年同じように、”あなたは管理職としての・・・がない”と言われてます。いつも”・・・”のところが変わりますが(泣)。

今年は、・・・のところが、”マインド”、去年は、”視野” 等と言われました。
いろいろ言われましたんが、具体的にどのようにすればいいのか、分かりません。

マネージャ
マネージャ

確かに、試験官もコメントとして、”こうしなさい”ってことは、言いませんよね。それは仕方ないこと。なぜなら、試験官も答えを持ってないからですよ!

おじさんも、今まで
 ・新人さん(+α)クラスの時には一般社員社員になるための試験、
 ・一般社員の方が主任さんクラスになるための試験、
を受験してクリアしてきましたね。 ただ、管理職試験は、論文やプレゼンテーションだけではだめです。

試験官 (部長さん以上) は、自分の部下(課長)として、あなたが職場に来られた時に、課長としてのマインドを持て仕事ができるのか、という点に着眼して合否判断をします。

この記事では、管理職として求められるマインドについてお話したいと思います。

初任の管理職は個人商店の社長さん

初任の管理職の方は、小さな組織を任されることになります。 大企業や・中規模企業にお勤めの方でしたら、チームや課の組織を任されることになりますね。この組織のメンバーは数名~10名程度のメンバーを指導しながら事業を進めていく必要があります。

これは、個人商店規模の社長さんと同じです。事業規模で言うと数億円クラスの事業を任されますね。

つまり、管理職試験というのは、大企業の中の小規模会社(個人商店)の社長さんを選ぶ試験と思ってもいいでしょう。ちなみに、大企業の子会社クラス(一般に言うと中規模会社)ですと、大企業の部長さんクラスの方が出向で行くことが多いですね。

つまり、”初任の管理職=個人商店の社長さん”、と言ってもいいでしょう。

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管理職に求められるもの

管理職の職務は、職位基準書に言及されていると思います。少なくとも、その職位基準書に定義されている能力を有していることは、当然求められます。しかし、職位基準書の能力だけでは不十分です。先に述べました通り、あなたが個人商店の社長さんのマインドを有しているのか、試験官はそこを見ています。では、個人商店の社長さんのマインドについてお話していきましょう。

部門の損益を考える(守り)

初任の管理職は、個人商店の社長さんですね。つまり、組織が黒字でなければ、会社はつぶれてしまいます

あなたがお勤めの会社は少なくとも、大企業、または中規模企業だと思います(昇格試験がある会社なのである程度大きな規模の会社と思いました)。たとえ、あなたの組織が赤字であっても課やチームのメンバーが路頭に迷うことはないと思います。

しかし、組織はつぶれてしまい、今まで培ってきたスキルやノウハウが活かせない職場へ配置換えになる可能性があります。このようなことが起きないためにも、組織として損益が出せるようにしなくてはなりません。

そのためにも、無駄が無いか、あらゆるところに目を光らせる、採算がとれているかを常に気にする、もっと儲かる方法は無いかと試行錯誤する等考えていく必要があると思います。

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組織の拡大を考える(攻め)

組織として損益が確保できるようになったら、次に個人商店の社長さんが考えるのは、組織の拡大化です(攻めですね)。

あなたが研究開発部門の技術者であれば、新たなテーマの策定・予算化等ではないでしょうか?(これは、企画部門や事業部門であっても新しいことを始めることだと思います)。

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そのためには、常に、あなたの事業分野(技術分野)に対してアンテナを伸ばし、今後数年後に主流となる分野へ挑戦していく必要があると思います。そのために、いろいろな人と会い、いろいろな経験が必要になると思います。

マネージャ
マネージャ

この記事では、課長職に受けるためのマインドについてお話しました。

私が課長職の試験官をしていた時には、”あなたの事業分野の事業部長になったときに何をしたいですか?”とうことを聞いてました。これは私が課長職試験を受けたときに、質問された内容です(パクリです)。

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