昇級試験に合格しやすい組織(業務形態)とそうでない組織(業務形態) 昇格試験:第31回 

昇給試験
なかなか合格できない
なかなか合格できない

マネージャさん。今年も昇格試験を受けたのですがま、またまた不合格でした。私と一緒に受けた先輩もダメでしたね。

試験官からいろいろコメント記載がありましたが、毎年同じようなことです。何をどうしたらいいのか、悩んでます。

マネージャ
マネージャ

そうですか。残念でしたね。

 なかなか合格できない
なかなか合格できない

なぜ、ダメだったのか、私なりにいろいろ分析してみました。上司の指導とおり成果論文を執筆し、プレゼンテーションの準備もしたのですが。。。

マネージャ
マネージャ

ちょっと待ってくださいね。本当の昇格試験に合格できない理由は、ひょっとして、あなたの組織や、あなたの今の業務形態にあるかもしれません。

この記事では、
 ①所属する組織や業務形態によって昇格試験への合格率が変わる理由、
 ②合格率が低い組織や業務形態の中にいるあなたがどのような成果論文やプレゼンテーションの準備をすればいいのか、
について、お話したいと思います。





昇格試験に合格しやすい組織の特徴

昇格試験で求められるのは、日々の業務の中に潜在的にある課題を見出しす課題設定の力、その課題を解決するための創意工夫の力です。この課題設定、創意工夫を成果論文にまとめ、プレゼンテーション試験官に理解してもらえれば合格ができます。



あなたが技術者の場合、このような課題設定やその創意工夫について語りやすい組織は、日々、課題設定や創意工夫を業務としている研究開発の実務を担当する方や、研究開発の企画をされる方ではないでしょうか?このような部門に所属される方は、比較的、昇級試験に合格しやすいです。

あなたの会社でも、花形と言われるのは、通常業務の中で課題設定、その課題を解決をするための創意工夫を自ら考えている組織ではないでしょうか?



昇格試験に合格しにくい組織の特徴

なぜ合格しにくいのか?

私は、工場の工務部門でマネージャとして業務に従事したことがありました。工務部門は、営業からの受注情報を分析し、工場でモノづくりを行うための計画の部品・部材を手配する部門であります。この部署は工場の中核部門であり、とても優秀な人財(人材)が集まってました。

しかし、この部門の昇格試験の合格率があまりにも低いのです。その理由は、この部門の技術者は定型業務を行っているためです。定型業務で求められるのは、日々行っている業務が遅延なく、正確に行われることです。

このような人たちの昇格試験の論文の添削をしたときに気づいたのですが、この部門の人たちの課題は定型的な業務を遅滞なくこなすことです。これに創意工夫のアイデア等は思いつきません。

このような定型業務を行う部署だと、なかなか、昇格試験に合格するのは難しいかもしれませんね。



どうすればこのような組織でも合格できるのか?

では、このような定型業務を行う方が、昇格試験にどのように取り組めばいいのでしょうか?

定型業務そのものを改善、改革していくとうアイデアをぶち上げることですね。上司と相談して、例えば、”定型業務の効率化を図るために新たなXXXシステムを導入する”などが挙げられると思います。XXXシステムを導入するには、あなたが今まで培ってきた経験や実績がなければ導入できないなど、あなたがいなければ導入できないとうことをアピールするといいでしょうね。

日々の業務で成果論文が書けないので、昇格試験の準備の負荷は大きくなるかもしれません。しかし、あなたの日々の定型業務で昇格試験に合格するための成果論文やプレゼンテーションでは合格は非常に難しいと思います。

マネージャ
マネージャ

いかがでしたでしょうか?あなたが所属する組織や業務形態により、昇格試験の合否の確率が大きく変わることをお話しました。

でも、合格率が低いと思われる組織でも、少し視点を変えて成果論文やプレゼンテーションをまとめることにより、より合格は近づくと思います。

少し視点を変えて取り組んでみてはいかがでしょうか?

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