マネージャさん。今年の昇格試験、いろいろアドバイスをもらたのですが、失敗してしまいました。
それは残念でしたね。
試験官からコメントがありましたが、このコメント通りに取り組めば大丈夫でしょうか?
あっ、そのコメントはあまり意味がありませんよ!気にしないほうがいいですね。
この記事では、昇格試験の結果に関するコメントがあまり意味がないことについてお話したいと思います。
昇級試験から数週間~1か月後に、昇給試験の評価結果が人事部門から届くと思います。
今回は、昇級試験の評価結果と共に届く評価シートのコメントについてお話したいと思います。
結論として、あなたはこのコメントに一喜一憂する必要は全くありません(場合にもよりますが、コメントを参考にする必要もありません。その理由について解説します)。
初めての転職は転職ナビ昇格試験が試験終了した後、試験官は、評価シートに記載された、
・課題設定能力、
・課題解決能力、
・専門性、
・協調性、
・洞察力、
・リーダシップ、
・コミュニケーション能力、
・成長性(自らがさらに成長する潜在能力をもっているか)、
・指導力(部下への指導力)等
の内容をチェックします。
さらに、評価シートには試験官からコメントを記載する欄があり、二人の試験官で話し合って、おおよそ2~3行程度のコメントを記載します。
合格の方へのコメント
合格レベルにある方のコメントは、前向きなことを記載すればいいので特に気を使う必要はありません。
なぜなら、合格者は、結果だけ聞いてコメントなんて読まないと思います(私もそうだったと思います)。
キャリアデザインなら【ニューキャリア】不合格の方のコメント
試験官は、不合格者になる可能性が高い方は、に対しては非常に気を使って丁寧に記載します(最終的な合格・不合格の判断は人事部門になります)。
試験官は、あなたの成果論文の内容、プレゼンテーションの内容が、受験した職位に相当する職位基準書に照らし合わせてその業務を遂行している判断した場合に、合格点をつけるのです。
試験官も、本来は職位基準書に基づいて評価するのですが、実際のところは、職位基準書をしっかり理解して評価しているわけではありません(これといった評価基準があるわけではありません)。
ハイクラス人材紹介サービス【コトラ】試験官はあくまで他の部門の管理職であって、当然ですが、あなたが今までに昇格試験を受験するに値するような仕事をしてきたか、知る由もないのです。
試験官は、成果論文とプレゼンテーションで、あなたが、その職位に値しないことをコメントとして数行で記載するのは非常に苦労します。
不合格だった受験生も、かなりの時間をかけて受験の準備をしているわけです。なので、なぜ不合格になったのか、評価シートのコメントを熟読します。そして、なぜだめだったのか、自問自答されることでしょう。また、そのコメントを来年受験する際の参考にされるのではと思います。
しかし、評価シートに記載されているコメントは何の意味もありません。
それはなぜか?試験官は、短時間で、あなたの成果論文とプレゼンテーションが理解できなかっただけなのです。
【キャリアカーバー】一方で、合格者がいるということは、合格者に比べて、成果論文の内容不足していたことと、プレゼンテーションが下手であったとうことです。
あくまで、ほかの受験生に対して、劣っていたため不合格になったのです。逆な言い方をすると、あなたよりも劣った受験生が数多くいれば合格できるのです(運もあるのです)。
なので、この評価シートのコメントに一喜一憂しても意味がありません。
いかがでしたでしょうか?
合格した方は、そもそも、コメントなんて見ないですよね。
一方、不合格の方も、まじめにコメントを見る必要なんてありません。そもそも、あなたの成果論文、プレゼンが理解できなかっただけの話。ただ、理解できなかったことを意識して、次の年に挑戦してみてくださいね。