あなたを採用するメリットは何ですか?
企業側として最も率直な質問です。これはあなた一人が面接に応募している場合にも、複数名が同時に応募している場合にも、必ず聞かれる質問の1つと思います。
これは大変難しい質問になります。あなたが、自意識過剰でお話すると、面接官は引いてしまうことになります。また、極端に謙遜してお話すると、面接官にとって期待外れとなってしまいます。
ではどのようにすればいいのでしょうか?
あなたの、最も得意とする専門性、すなわち自己PRでご説明された内容を補足しながら、貢献できる内容についてお話できればいいのではと、と思います。
以下は、私が考えたものです。いかがでしょうか?
” 大きく2点を考えております。1つ目は、御社の事業のこと、保有技術のことを理解したのちになると思いますが、御社の事業を横串で捉えシナジー効果が得られるモノづくり技術や商品化の提案ができると思います。2つ目は、自分で新技術を開発するだけでなく、他社や大学などから技術を取り入れてそれを商品化していけることで貢献できると考えます。 ”
今まででもっとも苦しい経験は何ですか?
この質問は、あなたが与えられた課題(あなたが主任クラス以下の場合)、もしくは自ら設定した課題(あなたが課長職以上の場合)に対して、最後まで仕事を投げ出さずに取り組みことができる人物なのか、聞きたいところです。
また、そのような苦しい経験をされた方(修羅場をくぐってきた方)は、会社にとっては大変重宝されます。
以下は、私が考えたものです。ちょっと特殊な状況での話ですので、参考にならないかもしれません。
”昨年まで取り組んでいたプロジェクト機器開発の終盤戦で、社内規格であるノイズ評価がクリアできなかった時のことです。私はプロジェクト全体を統括する立場でありましたが、電子回路のノイズに関する専門家ではありませんでした。実務担当者がノイズの課題を整理し、私の人脈を最大限活用して社内専門部門への依頼、社外コンサルへの依頼を行いました。そのことによって、ノイズの課題を発見し、そのクリアの目途付けを担当者がクリアすることができました。部下の成長だけでなく、私自身も大きく成長できることができました。”
他の想定問答(志望理由)、(転職を決心した理由、前職の仕事の内容)はここを覗いてみてください。