マネージャさん。一般職(B級職)試験の学科試験、プレゼンテーション試験の概要についてのお話、ありがとうございました。
いいえ。理解できましたでしょうか?
はい。よく理解できました。早速、成果論文を執筆して、プレゼンテーションの練習に取り掛かりたいと思います。
そうですね。でも、成果論文を執筆する前に、準備することがありますね!
この記事では、成果論文を執筆する前に準備することについてお話したいと思います。
早速、成果論文を書き始めたいとこですが、いきなり書き始めるのはちょっと待った!成果論文を効率的に執筆するために、次の3つの準備を終わらせてから執筆するようにしましょう。
それによってやり直し(無駄な時間)を選らすことができる!?かもしれません。
初めての転職は転職ナビ過去の論文を準備しよう!
成果論文は、昨年までの業務成果を課題を設定し、その課題をどのように解決したのかとうことをまとめた論文です。そのため、執筆する傾向は形式化(事業紹介、課題設定、課題解決に向けた創意工夫、まとめ、のような順で記載されます)されてます。
試験官はその形式(フォーマット)に沿って読まれますので、その形式から外れて執筆されると、試験官にとって違和感を感じます。あなたの成果論文がせっかくいい内容で記載されていても、形式(フォーマット)が違うと試験官は違和感を感じて、頭の中に文書が入ってこなくなります。
また、試験官はほかの受験生との比較評価で合否判定をします。昇格試験は、名目上は絶対評価ですが、会社の原資(給料に充てる費用)は決まっているので相対評価になってしまいます。そのため、他の受験生と異なる形式(フォーマット)で記載されていると土俵に上がらないこともあります。
そのため、過去1から2年の間に受験をした職場の先輩から論文をもらうようにし、先輩の成果論文の流れに沿って成果論文を執筆するようにしましょう。
先輩が執筆した成果論文は、多くの場合上司が過去にチェックした内容なので、先輩の論文に沿って執筆すれば、最初の関門のあなたの上司のチェックはクリアしやすくなりますね。
効率的に成果論文執筆を進めるには、過去の成果論文に沿って執筆するようにしましょう。成果論文の形式(フォーマット)に独自性は不要です。でも、成果論文の中身は独自性は重要です。成果論文のな内容を先輩に真似てはいけませんね。
キャリアデザインなら【ニューキャリア】会社方針、事業方針、部門方針を準備しよう!
次に準備するのは、会社方針、事業方針、部門方針です。部門の方針は、事業方針に基づいて作成されており、事業方針は会社の方針に基づいて、作成されております。
あなたが昨年度実施してきた仕事はすべて、
会社方針から落とされた事業方針、
事業方針から落とされた部門方針
に基づいて進められてます。
次の記事で、具体的に成果論文の執筆することについて説明しますが、成果論文の課題設定時に必ずこれらの方針は必要なります。
これらの方針が記載された文書(方針書)を準備し、その内容を理解してから、成果論文の執筆にとりかかるようにしましょう。
読み手(試験官)を意識したマインドを切り替えよう!
最後に準備するものは具体的なもの(先輩の過去の成果論文や、会社の方針書のようなもの)ではありません。
あなたのマインドです。
成果論文は、昨年度、または現在進行中のあなたの業務成果をまとめ、プレゼンテーション試験にて説明するための資料の1つです。
ハイクラス人材紹介サービス【コトラ】また、プレゼンテーションを聞く立場の試験官は、あなたと違う職場の管理職が担うことになります。そのため、あなたの仕事の内容や、その専門性は、全く知らないものと思って準備をしましょう。マインドを切り替えてください。
過去に私が昇格試験の成果論文を執筆するときに、当時の私の上司から、”彼女(奥さん)や、母親に説明して、“へー、そんなことをやっているんだ!”、とう会話ができるレベルまでわかりやすく記載しない”、と指導を受けました。
彼女や母親がその専門家の場合には別ですが、ここでは、一般に素人という意味でご理解ください。試験官は、専門的なことは何も知らないと意識して成果論文を記載しましょう。
上司に論文を見てもらう前に、秘密保持の観点から難しい場合もありますが、ぜひ、母親や、彼女(奥さん)に論文を見てもらい、分からない表現や、専門用語などがないか、チェックしてもらいましょう。
【キャリアカーバー】以上で準備が整ったので(先輩の過去の成果論文、会社の方針書のようなもの、マインドの切り替え)、次に早速、成果論文を執筆するようにしましょう。。。