先の記事までに、内定をもらい・処遇面談を受けて、転職する会社が決まったことまでをお話しました。
おじさん、やっと、ひと山超えましたね。
マネージャさん。そうですね。
早速会社に退職の意向を伝えて、退職の手続に入ろうと思います。
ちょっと待って!
退職手続きをする前にやっておくことがあります。一度、退職することを伝えると、現在勤務している会社へは後戻りが絶対にできません。
今回は、会社に退職の意向を伝える前にやっておくべき3つのこと、
①家族への報告、
②健康診断
③職先へすべての書類を提出
についてお話をしたいと思います。
今回は、転職する会社が決まって、会社に退職の手続き(上司への報告なども含めて)をする前にやっておくこと3つをお話します。
一度、会社に退職の意向を伝えると、もう後戻りはできません。あなたが勤務する会社(前職)に退職する意向を伝えてしまっても、あなたの能力があれば、”もう1度、会社に戻してくれ”と懇願すれば、戻してもらえる可能性は大いにあるでしょう。
しかし、一度退職したい意向を伝えると(一度会社に牙を向いたことになります)、あなたが管理職クラスの方立場であれば、あなたの扱いが変わってきます(冷遇されます)。また、一般社員の方であれば昇進試験を受けさせてらえなくなるでしょう(リクルートエージェントさんから聞いた話ですが・・・)。
このようなことが起きないように、退職する前にやっておくことをこの記事でお話したいと思います。
家族への報告
転職先が決まったら、まずは家族に報告しましょう。特に、奥さんがいる場合(または、旦那さんがいる場合)には、一番最初にお話しましょう。
家族が一番心配するのは、お金のことです。転職することによって年収が減ってしまったり、退職金を含めた生涯年収が下がってしまうことは配偶者にも迷惑が掛かり、人生設計を大きく変える可能性があるからです。
きちんとお話して、理解をもらってから転職するようにしましょう。
私の場合には、2次面接を受ける前に、同居している娘と妻にはばれてました。別居している地方大学に進学している息子には、転職すること伝えたときには、大変びっくりしてました。
妻は仕事を持っているので扶養対象外ですが、息子や娘は扶養対象になります。
今後、 息子や娘は、健康保険所等の切り替えがあるので(転職後一か月程度は健康保険所が届かない)、必ず伝えておく必要がありますね。
健康診断
転職する会社に、入社の意向を伝えると(入社の申込書を提出した時点)、山のような書類が届きます。その中で早めに、注意して準備する必要があるのが健康診断です。
新たに転職などで雇い入れ行為が発生する場合、”労働安全衛生規則(第43条)「事業者は、常時使用する労働者を雇い入れるときは、当該労働者に対し、医師による健康診断を行わなければならない」”、と、法律で健康診断が義務付けされているのです。
私も50歳を過ぎたので、定期健康診断では、中性脂肪、尿酸値高等など引っかかるものは何個かあります。転職先の会社から送られてきた書類に、”業務に支障がある場合は、内定を取り消すこともある”、とう文言が書類に記載されてありました。
ただ、例年の健康診断で産業医から少し怒られる程度の内容であれば、あまり問題はないです。
しかし、万が一、健康診断で転職する会社に、”業務に支障がある”と判断された場合には、転職することはできません。そのため、健康診断を受けて、確実に内定が取り消されることがない、と判断できるレベルであれば、今勤務している会社に転職の意向を伝えることもいいかと思います。
私の場合、通常の雇い入れ健康診断と、麻疹抗体検査を受けるように転職先の会社から指示がありました。私も幼少の頃に麻疹になったことがあると思うので(???)、麻疹抗体は持っていると思ってましたが、血液検査の結果、麻疹抗体が既定の値よりも低く抗体がないと判断されました。
麻疹になると妊婦さんにうつすと、早産や死産等、重篤な状態になることがあるので、麻疹には絶対に発病できないと思い、予防接種をしました。5000円ぐらいだったかと思います。
健康診断の費用は転職先の会社からの負担で済みましたが、麻疹の予防接種は義務ではないらしいので、自己負担でお願いしますと、転職先の会社から連絡がありました。
麻疹の検査をしなさい、とうのであれば、麻疹の予防接種費用も転職先の会社で負担してもいいのでとお思いますが、皆さんはいかが思われるでしょうか?
転職先へすべての書類を提出
健康診断の結果も問題なく、転職先の会社から指定されたすべての書類の準備は整いましたか?これらの書類のすべてにコピーを取って、転職先の会社に書留で書類を送りましょう。
転職先の会社から受領の通知が届いたら、やっと今、勤めている会社へ退職の手続きについて進めるようにしましょう。
では、次の記事で、誰に退職の意向を最初に伝えるのか?、また退職の意向を伝えるタイミングについてお話したいと思います。