転職を決定した理由
転職を決定した理由ですが、なかなか難しい質問です。この質問は、いろんな方が、いろんな事情があることと思います。今の仕事に十分に満足をしているのであれば、大きなエネルギーを使って転職をする必要もありません。誰しも少なからず、不満があると思います。
しかし、私のエージェントさんから指導を受けたのは、”「不平・不満・グチ」は、絶対に言うな!”ということでした。
よくよく考えてみましょう。採用側からすると、どのような不満を持って転職したか、なんて面接官には全然、興味はありません。あなたが、会社で同活躍してくれるのか、それを見極めるのが面接官なので。なので、現状分析をした上で、前向きな内容で転職を決めた理由を考えてみましょう。
以下は、私が考えたものです。いかがでしょうか?
”私の所属するXXX会社(前職)は、現在、XXX事業に注力しております。一方、私のXXX事業分野は、その注力事業から外れており、事業体制としては現状維持になっております。その事業の開発部門の開発費は年々削減されており、新しい製品開発ができない状況となっております。今後、会社生活の中で今までの経験を十分に生かすことができないのではと考えたためです。一方で、御社は、XXX億円の売り上げを目指し、それに必要な投資をされます。その大きな投資の中で仕事を進めた方が、今後の会社人生の中でより社会貢献になると考え、御社に転職を希望することにしました。”
前職の仕事の内容
あなたが提出した職務経歴書に記載された内容を、簡潔・明瞭に話せるように準備をしましょう。特に大切なポイントは、あなたが応募した企業(転職しようと思っている会社)側が、ヒアリングしたいと思う点です。
では、転職したいと思っている会社は何が知りたいの?それは、転職先の会社が求職している職種やポストから推測することができるともいます。
それを踏まえて、あなたの得意とする専門性、入社してからの豊かな経験を分析してみましょう。まずは得意とする専門性を箇条書きにして、3つの項目ぐらいに洗い出してみましょう。
以下は、私が考えたものです。いかがでしょうか?
”私は、XXX株式会社に入社して以来、大きく3つの業務を実施してきました。1つ目は、研究所にて新分野に必要となる要素技術開発、2つ目は事業部門の開発部門にて既存分野の新製品開発及びそのために必要な要素技術開発、3つ目は、本社部門にて技術戦略やロードマップ策定などを実施してきました。”
次の記事で、想定問題でよく聞かれる、あなたを採用するメリットは何ですか?、今まででもっとも苦しい経験は何ですか?という内容についてお話したいと思います。