マネージャさん。転職を考えているのですが。。
そうなんですか。次はどのような仕事を考えてますか
どのようなことを?
はい。同じ業界ですと、仕事の上、前職とのつながりもあるので、違う業界で仕事をしてみたいと思います。
また、新たに、今までと全く異なる職種も考えてますが、いかがでしょうか?
ちょっと待ってください。
異なる業界に転職をするのは良いことだと思います。ただ、50歳を過ぎたおじさんが、今から経験のない職種で仕事をすることは、少し考えてみてはどうでしょうか?
この記事では、50歳を過ぎたおじさんが、転職する場合に考える、
・同業種・異業種、
・同じ職種・異なる職種
の2つのことについてお話したいと思います。
違う業界へ転職すること
私事ですが・・・、私が職を変えるときに何を大切にしたか?と言いますと、現職(前の職)よりもより社会に貢献できることは何かとうことを考えました(給料や待遇等ドロドロしたことも当然ありましたが・・・)。
技術者である私は、今の業界(前の職の業界)と異なったところでも仕事はできると考えておりました。エージェントさんからも、紹介する業界(現職の業界)は、今の業界(前職の業界)とは大きく異なりますが、私の技術を持った技術者が少なく、またおられても経験が少ないので、あなた(私)が活躍できる場はたくさんありますよ、とのことでした。
そのため、技術者であれば、違う業界へ転職することも一つの選択肢になると思います。
同じ業界へ転職すること
現職(前の職)と同じ業界へ転職することはどうか?その場合、今までお付き合いがあるお客さんは、転職後も付き合うことはあります(? 営業さんではないので良くわからないです)が、技術者である私の場合はどうでしょうか?
営業さんであれば、お客さんを失うことは死活問題かもしれません。しかし技術者である私の場合、お客さんに伺うのは、どちらかと言えば、営業さんの付き合いや、技術説明で伺うレベルであり、技術者である私が転職で、お客さんとの関係がなくなってもあまり問題ではありませんね。
一方、同じ業界に付き合うと、当然ライバル企業への転職になります(円満退社はまずは無理ですよね)。そうすると、今までの前職の人脈をすべて失うことになります。当然、違う業界であっても前職の人脈は失うことはありますが、同じ業界の場合とは大きく異なります。同じ業界であれば、前職の人脈の方々は敵対関係になってしまいますよね。
一方、異なる業界であれば、その後の人脈を活用することはできます。技術者である私の場合、前職の技術者との人脈を活用し、現職(転職先)で発生した課題解決にも協力を得やすくなりますね。
異なる職種へ転職すること
同じ業界で異なる職種へ転職することは選択肢の一つにあると思います。技術者から営業職への転職であれば、ライバル企業(前職)の技術に詳しく、自社(転職先)の技術も語れる営業さんは最強かもしれませね。
一方、異なる業界で異なる職種へ転職してしまうと、50歳を過ぎたおじさんは、新入社員と変わらないですよね。今までの実績や経験は何も活用することはできません。これは避けなければなりませんね。
同じ職種へ転職すること
50歳を過ぎたおじさんの転職であれば、今までの経験を即戦力として活かせるのは、同じ職種以外はないのではないかと思います。技術者であれば。。。
いかがでしたでしょうか?50歳を過ぎたおじさんの場合、私のお勧めは、
・異なる業界へ転職(前職の人脈の可能性、円満退社につながる)
・同じ職種へ転職(即戦力として求められるのは今までの経験です)
と思います。
転職を検討するときの一助になれば幸いです。