修士課程から博士課程へ進学、社会人から博士課程へ進学!?メリット・デメリット 大学院4

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学生さん
学生さん

マネージャさん。修士課程1年生の後半には、就職するか、博士課程に進学するか、決めるタイミングになりますね。

今、進学するか、就職するか、悩んでます。

マネージャ
マネージャ

そうですね。修士課程は2年間で非常に短いですよね。

この記事では、
 修士課程から博士課程に進学する場合、
 社会人から博士課程に進学する場合、

のメリット・デメリットについてお話したいと思います。

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修士課程から博士課程に進学する場合のメリット・デメリット

〇メリット

修士課程から博士課程に進学するメリットは、若くして学位が取得できることですね。24歳で修士課程を修了した場合には、27歳で博士号を取得することができます。これが最もメリットとしていいことだと思います。将来的に、大学の先生(助教)や国立研究機関の研究者を目指すのであれば、指導教授の人脈を活用して、博士課程修了後に就職するうえでメリットがあると思います。

指導教授が許してもらえるのであれば、本当にやりたい研究ができることでしょうね。会社だと会社の事業に貢献できるテーマになるので、本当にやりたい研究ができるわけではありません。これは大きなメリットではないでしょうか?

同じ大学の修士課程から博士課程に進学する場合には、地の利があることでしょうか?同じ組織の中で進学するため、研究室の仕組みやシステムなども承知している点でメリットがあると思います。他学の修士課程から博士課程に進学する場合には、このメリットはないと思います。

〇デメリット

やはり、金銭的な問題ですね。27歳近くまで親からの仕送りをベースに生活することになりますね。博士課程になると奨学金も増えてきますが、これはあくまで借金です。年間の返済額もかなりの金額になりますね。

周囲の同級生(大学や高校時代の仲間)はすでに社会人になっています。そのため、彼らが扱うお金は大きなものになりますね。なかなか、同じように旅行や食事に行くのも大変になると思います。

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社会人から博士課程に進学する場合のメリット・デメリット

メリット

最も大きなメリットは、金銭的なメリットがあると思います。会社から給料をもらいながら、また、会社の仕事をしながら大学院にいけることでしょう。また、会社の仕事が大学のテーマと一致してれば、会社の成果は、大学の成果にもなるので、非常にメリットがあります。

会社によっては学費(授業料)を負担してもらえます。国立大学だと年間50万円、私立大学だと150万円ほどかかるかと思いますが、会社から学費を負担してもらうのであれば、自己負担はゼロですよね。

私の場合、修士課程から奨学金をもらってました。年間10万円ほど返済する必要がありましたが、入社数年目にとっては大きな金額です。私は、博士課程に進学した時には、育英会に支払っていた奨学金を停めることができました。数年間の間でしたが、返済をすることと停められたのはメリットがありました。

〇デメリット

先の記事で、大学院に進学する場合には、博士課程修了の見通しを得てから準備するようにお話しました。博士課程修了の見通しが立たない、つまり査読付き論文の執筆等が学生でいられる期間内に執筆できなくて、学位取得ができない可能性があります。

会社から派遣されて大学院に行く場合、会社の方針で大学と共同研究で進めている研究テーマも中止や縮小等が考えられます。

この場合、査読付き論文の執筆が出来なくなるリスクが大きくなります。会社からは大学院は行っていいけど、テーマまでは面倒見ないよって言われると非常に困った状況になります。

私の場合には数年間に亘ってテーマが続きましたので、よかったですが、企業で数年間に亘ってテーマを行う場合には少ないと思います。

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以上、修士課程から博士課程に進学する場合、社会人から博士課程に進学する場合のメリット・デメリットについて、お話しました。

マネージャ
マネージャ

私の個人的な見解ですが、会社員になるのであれば社会人から大学院へ、大学の先生や研究所の研究者になるのであれば修士課程から進学するのがいいのではと思います。

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